「みんなでたのしく野菜を育てる世界へ」をビジョンに、食と農の民主化を目指すスタートアップ企業のプランティオ株式会社が、野菜栽培に必要なセンサーを搭載したアグリセンサー「grow CONNECT」を開発。クラウドファンディング「Makuake」サイトにて数量限定で先行発売を開始している。
栽培データをAIが学習
「grow CONNECT」を挿したプランターに野菜のタネを蒔き、アプリ上で野菜の種類とタネを蒔いた日を登録。すると「grow CONNECT」のセンサーがデータ測定を開始。タネが発芽するための積算温度を、土壌温度と外気温度のセンサーのデータや、その野菜のタネに必要な積算温度や在住地域の位置情報をもとに、AIが自動計算し、アプリに送信。「○日後に芽が出そうです」といった通知が、スマートフォン上に届く仕組みだ。
アドバイスの機能も
さらに、月額制会員サービスに登録すると野菜栽培の専門家によるアドバイスを受けることができるコンテンツも利用できるようになる点も大きな特徴。なかなか実がつかない。水やりはきちんとやっているのに、葉が枯れてきてしまった、というような野菜の生育具合に不安があるときに、データをもとにした的確なアドバイスを専門家から得ることができるという。
家庭菜園といえば、名古屋の企業、株式会社ミライ菜園も、ベランダ菜園での病害虫診断アプリ「SCIBAI-サイバイ-」を開発したことを発表。スマートフォンで病害虫の被害部分を撮影すると、AIが自動診断して画面に病名を表示し症状や対策も教えてくれるというもの。さらに、SNSを通じてアドバイスを受けられる仕組みなども搭載しており、家庭菜園の初心者をサポートするサービスになっている。こちらもあわせて注目したい。
- Original:https://techable.jp/archives/133964
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:kawaguchiasuka