株式会社GOCCO.は、成層圏への往復便サービス「shuttleD(シャトルド)」の募集をスタートした。小型モジュールなどの活用により、上空3万mの成層圏での科学実験をサポートしてくれるサービスとなっている。
特殊なモジュール「shuttleDモジュール」を使用
モジュールには特殊フィルム加工が施されており、防水性を保ったままで室外との通気性確保を実現した。直径90mm、高さ20mmの検体シャーレを最大10個搭載可能とのこと。また、着水時には外装フレームの浮力によって本体を海面より上に露出させられるため、モジュールへの浸水は発生しない。
成層圏へのリリース日時決定にあたっては、候補日の天候などの細かいデータを常時収集し、綿密なシミュレーションも実施する。当日のオペレーションは、バルーンを成層圏へリリースする地上地点のチームと、海に着水したモジュールを回収する海上地点の2チームに分かれて行われる。
「宇宙パン」と「宇宙ビール」を開発!?
現在は、地上へ持ち帰った酵母菌から「宇宙パン」と「宇宙ビール」を開発中とのこと。果たして、その味や成分はどのようなものになるのだろうか?今後の展開に期待したい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/134014
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ