機械式腕時計の大きな魅力のひとつが、小さな部品が連携して動くムーブメントです。デジタル式の腕時計とは異なり、ゼンマイが戻ろうとする力を動力にして時を刻んでいます。フルスケルトンのケースは、こうしたムーブメントの動きを観察ができるため人気があります。
このたび、スイスのウォッチブランド・EDOX(エドックス)から、フルスケルトンの防水時計「DELFIN MECANO AUTOMATIC(デルフィン メカノ オートマティック)」(26万4000円)が登場。水中でもムーブメントの動きを確認できるモデルです。
今回の新作は、今から約60年前に発表された伝説の防水時計「デルフィン」に、21 世紀らしいモダンなテイストを加えたモデルです。
1961年に発売されたデルフィンは、エドックスが特許を取得した“ダブル-Oリング”と、衝撃吸収のための特殊な内部構造を持つ丈夫で特殊なケースにより、ねじ込み式リューズでなくても200m防水を実現していました。
この新機構を開発したエドックスは、“The Water Champion”というスローガンを掲げ、信頼性の高い防水時計のブランドとして広く認知されることになったのです。当時、画期的だったこのシステムは、現在では多くの時計メーカーが使用し防水時計の発展に大きく貢献しています。
「デルフィン メカノ オートマティック」は、60年代に発表された時計と同様に高い防水性能を誇っており、“ダブル-Oリングシステム”や、ねじ込み式リューズを採用し、300m防水を実現。43mm径・12mm厚のケースには、約42時間のパワーリザーブを持つ、スイス製の高精度な自動巻きムーブメント「EDOXキャリバー853」を内蔵しています。
また、エドックスとして初めてダイアル部分にフルスケルトン構造を採用したことで、時計の表側からでもムーブメントの精巧な動きを眺められます。針とインデックスには、スーパールミノバが施されており、暗所や水中など、どのような環境でも優れた視認性を確保。安心して使用できるでしょう。
スケルトンダイアルを美しく囲む12角形のベゼルは、1971年に発表されたデルフィンのベゼルを継承しています。このように、エドックスのヘリテージと新技術を融合させることにより、現代的なデザインに仕上げられています。
防水時計の発展に貢献し、エポックメイキングだった伝説の腕時計デルフィン。60年にわたる長い歴史において初のフルスケルトンモデルの登場に、物欲がそそられます。
>> EDOX
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/316512/
- Source:&GP
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