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レンチン5分でお店の味!宅飲みのシメに食べたい冷凍炒飯を探せ【宅飲み家電 #15】

居酒屋でいろいろ飲んで食べた後、シメには食べたくなるご飯もの。自宅で開催する宅飲みでも、「そろそろ炒飯やお茶漬けが食べたいな」と思う人も多いのではないでしょうか。

▲連日暑いので、さっぱりしたハイボールがグビグビいけますね

手間をかけずに、すぐに食べられるご飯ものといえば、やっぱり「冷凍炒飯」! 最近の冷凍炒飯の進化は目覚ましく、まさにお店の味と思えるほど再現度が高いですよね。そこで今回は、宅飲みのシメに合いそうな炒飯を探してみました。

▲スッキリしたデザインのパナソニックのスチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」NE-BS2700

レンチンに使ったのは、パナソニックの最新スチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」NE-BS2700(実勢価格/約18万7000円)です。「高精細64眼スピードセンサー」が食品の温度・分量を見極め、冷凍した肉や魚も解凍せずに一気に焼き上げるほか、火の通り方が異なる食品もまとめて調理が可能。

レシピに沿って下ごしらえしたら、あとは火加減お任せの自動メニューも多く、時間がないときもちゃんとした料理が作れるので、重宝しています。

▲目玉機能は「凍ったままグリル」。下ごしらえして冷凍しておいた食材を解凍しながら一気に焼き上げてくれるので、忙しい日もきちんとした料理が食卓に並べられます

▲スマートフォンアプリでレシピを検索し、下ごしらえが済んだら、情報をビストロに送信。火加減や時間など細かい設定不要で、あとはスタートボタンを押すだけです

 

■シメに食べたい“ガツンと系”の炒飯を探してみた

▲スーパーマーケットやコンビニで買い集めた冷凍炒飯たち。かなりいろんな種類が出ていて驚きました

これまで冷凍炒飯といえば、確実においしいニチレイの「本格炒め炒飯」一択だったわが家。ほかにどんな種類があるのか、スーパーマーケットやコンビニで冷凍食品売り場をのぞいてみたところ、まあ、種類が豊富なこと! あれもこれも気になりますが、とりあえず自分が食べてみたいもの、居酒屋で出てきそうなもの、という視点で選んでみました。果たして一番美味しかったのは……?

▼ファミリーマート「お母さん食堂」極うまチャーシュー炒飯(300円)

▲「お母さん食堂」シリーズには、ご飯ものも多くラインナップ。今回はあえてオーソドックスなものを選んでみました

まずはファミマのプライベートブランド「お母さん食堂」シリーズから、「極うまチャーシュー炒飯」(300g)を。「三段階炒め製法で、パラッと香ばしい食感とチャーシューの旨みが決めての一品」だそうですが、極うま、というネーミングに期待が高まります。

さっそくレンチンしてみると、もう絶対おいしい香りが漂ってきました。お皿に出すときは、ご飯がごろんと塊で出てきましたが、その後パラッパラに。卵にコーティングされた黄色いご飯が輝いている!

▲家ではなかなか作れない、パラパラで黄色い炒飯!

一口食べてみたところ、期待を裏切らないおいしさ。人気の中華料理店で出てきそうな味です。ただ、おいしいのはおいしいですが、この味はどこかで食べたことがある感じ。これは、わが家でいつも食べている、ニチレイの「本格炒め炒飯」だ(笑)。そりゃーおいしいに決まっている。シメなのにビールが飲みたくなります。

▲やっぱり飲むことにしました(笑)

ちなみに今回購入した冷凍炒飯はすべて、袋のままレンチンできるタイプ。そのままお皿に乗せて温められるものから、「裏にフォークで穴を空けてから」「袋の一部に切り目を入れて」など、あらかじめ蒸気の出口を作っておく必要があるものもありました。ビストロでの操作は、出力と時間を設定してレンチンするだけですが、さすがは高性能センサーを搭載しているだけあって、いずれも熱ムラが少なく、中までふっくら温まっていました。

▲ラップをかけずにレンチンできるので、準備もラクです

 

▼セブンプレミアム「すみれチャーハン」(267円)

▲「すみれ」自体、なかなか行く機会がないので、こうして手軽に食べられるのはありがたいかも

続いては、セブン・イレブンに行くたびに気になっていた、セブンプレミアムの「すみれチャーハン」(300g)。あの札幌ラーメンの名店「すみれ」で人気の炒飯が自宅で食べられるっていうやつですね。

私はすみれのラーメンが大好きで、新横浜ラーメン博物館に行くたびに食べていましたが、実は炒飯は食べたことがありませんでした。この冷凍炒飯も、せっかくのすみれラーメンのイメージが変わったら嫌で、なかなか手に取れなかったのですが、ついに食べる時が来た!

黄金色の見た目は、先ほどのファミマの炒飯とそっくり!ってか、ほぼ同じ? 途中で少し混乱してしまいましたが、よく見ると「すみれ」に入っているグリーンピースを見つけ、ホッとしました。それぐらい見た目はそっくりです。

▲見た目はそっくりですが、味、香りともに全然違いました

しかし味は全然違いました。さすがすみれの炒飯だけあって、味が濃く、香りも油感も強め。一口一口、ガツンときます。これはおいしい! まさにシメにふさわしいインパクトです。ただ食べているうちに重く感じてくるので、さっぱりしたお酒が合いそうです

▲アサヒビールの「玉露と抹茶チューハイ」の甘味と渋みが口の中をサッパリさせてくれました

 

▼ローソン「炒飯」(138円)

▲上品なデザインではありますが、これだけを見ておいしそう、と思うのは難しいかも

ローソンといえば、プライベートブランドのパッケージを大幅に変更して話題になりましたね。炒飯を探すときも、他のお店はパッケージの写真を見て「おいしそう」と思って手にしましたが、ローソンはパッケージのインパクト弱め。選んだローソン「炒飯」(200g)は、量もほか(300g前後)に比べて少ない分、値段も半額近くとかなり安いです。

▲炒り卵は入っていますが、卵でご飯をコーティングしているタイプではありません。どちらかというと、おうちで作れそうな味

レンチンして中を出してみると、ここまで黄金色→黄金色ときただけに、インパクトが薄く感じます。お味も見た目どおり。シメにするにはちょっと物足りないかな。また飲み直しちゃう?

▼マルハニチロWILDish「豚キムチ炒飯」「ねぎ塩豚カルビ炒飯」(257円)

▲マルハニチロWILDish「豚キムチ炒飯」

▲マルハニチロWILDish「ねぎ塩豚カルビ炒飯」

スーパーマーケットでは、マルハニチロのWILDishシリーズが目に留まりました。「豚キムチ炒飯」「ねぎ塩豚カルビ炒飯」(270g)なんて、いかにも焼き肉屋さんに出てきそうで、これまたシメに食べたい感じ。袋のまま食べられるというのもユニークです。

▲袋が立つので、横から開けたらそのままお皿になります。洗い物を増やしたくないときに便利!

袋のまま食べるというと、なんとなくインスタントラーメンを作った鍋でそのまま食べるような後ろめたさもありますが(笑)、ひとりで食べるときなら間違いなく便利ですね。そしていずれも味が香りが強く味も濃厚で、ガツンとした食べ応えがありました。

▲「ねぎ塩豚カルビ」はネギの風味がしっかり感じられ、味付けも濃い目で見た目以上にインパクトのある味

ほかにもいろいろな炒飯を食べてみました。ちょっと期待外れのものもありましたが(笑)、やはり冷凍炒飯のレベルはかなり上がったな、というのを実感。袋のままチンできる手軽さも、宅飲みのシメにふさわしいところです。みなさんもぜひ、いろいろな味にチャレンジしてみてください。

■番外編:ビストロで焼豚と炒飯を作ってみたら……

ところでせっかくの宅飲みなので、ビストロでつまみになるものを作ってみました。豚ロース塊をたれに漬け込んで焼くだけの焼豚です。スマートフォンのレシピに従って下ごしらえした後(漬け時間は計2時間)、オーブンに入れて待つこと約30分、中までやわらかくおいしい焼豚が完成!

▲甘辛いたれがいい感じに焦げて、めちゃめちゃおいしい!ラーメンや丼ものに入れて食べたくなる味付けです

さらに後日、いろいろ調べてみたら、パナソニックが運営する公式ページに、オーブンだけで作れる炒飯レシピが載っているではありませんか。せっかく焼豚も残っているし、冷蔵庫には冷やご飯もあるし、夏休みのお昼ご飯に作ってみました。

4人分の作り方は、レンチンした冷やご飯(600g)に、ごま油(大さじ1)、顆粒中華スープの素(小さじ1)、薄口しょうゆ(小さじ1)、塩、こしょう(少々)を入れて混ぜます。耐熱皿にみじん切りした玉ねぎ(50g)を入れてラップなしで1分(600W)温めたあと、溶き卵2個を加え、さらに1~2分(600W)加熱。1㎝角に切った焼豚(160g)と青ネギ(30g)とともにご飯と混ぜます。これをビストロのグリル皿に広げ、両面焼きモードで約13~16分焼き上げればば完成です。

▲卵、青ネギ、焼豚で彩りよく。また炒めていないのに、すでにいい香りがしています

▲20△凹凸のついたグリル皿で焼き上げました

仕上がりはいい具合に焦げ目もついて、本当に炒めたような仕上がりに! ご飯はパラッパラにほぐれ、今まで食べた冷凍炒飯に勝るとも劣らないおいしさでした。こんなに簡単においしい炒飯が作れるとは! レシピがよかったのか、ビストロがよかったのか……おそらく両方だと思いますが(笑)。

▲焼豚の大きさが気になりますが、これも自家製がゆえの贅沢な使い方(笑)

冷凍炒飯よりは手間もかかりますが、飲む前にあらかじめオーブンにセットしておけば、「そろそろ」というときに加熱をスタートすれば、飲みながら焼き上がりが待てますね。こんなシメもありかもしれません。

>> 連載「宅飲み家電」

<取材・文/田中真紀子>

田中真紀子|白物家電・美容家電を中心に雑誌やWEBなど多くのメディアで執筆する専門家兼ライター。新製品発表会に足を運び、自宅でも多くの最新家電を使いながら、家電がもたらす快適で心地よい暮らしを日々追求している。夫、長男(中学生)、犬(チワプー)の3人と1匹暮らし。

 

 

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