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Targetが新型コロナで好調の食料品ピックアップサービスを全米展開

Target(ターゲット)は8月20日、食料品ピックアップサービスが全米で利用できるようになったと発表した。このサービスは今夏、中西部で始まり、同社はその際、間もなく全米で展開し数カ月内に1500店で提供すると話していた。そして今日、目標を達成したと同社は述べた。1500店は全店舗の85%近くにあたる。

TargetはShipt、そしてオンライン注文のOrder Pickup、Drive Upという即日カーブサイドサービスを通じて食料品配達をすでに提供していたが、要保冷食品の管理の問題で食料品ピックアップは提供できていなかった。しかし店舗の改装と、いくつかの店舗ではピックアップエリアのための拡張でこの問題をクリアした。

食料品ピックアップの計画を前に進めるために、Targetは新型コロナウイルス感染拡大に伴う問題に取り組まなければならなかった。数百の店舗を全面改装するという計画が新型コロナによって遅れた。まだ改装されていない店舗では、温度を調整できる保管倉庫を備えるために注文品ピックアップエリアを建設した。

新しい食料品ピックアップサービスでは、まだ全ての生鮮・冷凍食品を提供できていない。その代わり、すでに注文できる何千もの非生鮮品に加えて、人気のある750品目の生鮮・冷凍食品を利用できるようにした。これらの品目には、乳製品、パン、精肉、冷凍食品が含まれる。同社は、顧客が次に店舗でまとめ買いするまでの間にどのように食料品ピックアップサービスを使うかを勘案しながら取扱商品を決めた、と述べた。ただ、買い物客が店舗に足を運ぶ頻度を少なくしつつも大量のものをストックしている新コロナ時代にその選別が正しいのかは不明だ。

今週発表されたTargetWalmart(ウォルマート)の第2四半期決算では、消費者の買い物量が増えたことが示された。たとえば、Targetは消費者がより多くの品物を買うようになり、バスケットサイズは第2四半期に18.8%増えたと述べた。

こうした傾向がパンデミック後も続けば、小売業者はオンライン注文ピックアップを店舗での買い物と同様の品揃えにすることを検討する必要があるかもしれない。

生鮮・冷凍食品に加えて、Targetの買い物客はピックアップサービスが利用できる家庭用品、アパレルなどの部門の25万超の品目から選んで食料品の注文と一緒にピックアップできる。Targetのアプリ内でそれぞれ別の「カート」を設ける必要はなく、Targetのウェブサイトとアプリを分けなくてもいい。これはWalmart.comとWalmartのアプリでもそうだ。

ただし「Drive Up」の注文はこれまで同様にアプリでのみの利用となる。ウェブからの注文では店舗での受け取りか配達のみを選択できる。

Targetは食料品ピックアップの拡大を前倒して展開している。元々は、ホリデーシーズンまでの1500店舗達成を目標としていた。全店舗で食料品ピックアップを提供するのはいつごろになるかは明らかにしていない。

オンライン食料品注文は、TargetとWalmartの四半期決算の売上高にも貢献した。Targetの場合、同日サービスがオンライン販売の大半を占め、全サービスでは273%増えた。第2四半期にカーブサイドピックアップは734%増え、Shipt食料品配達は350%増加した。

画像クレジット: Target

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(翻訳:Mizoguchi

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