Appleの主要サプライヤー、Foxconn、Pegatron、Luxshareがメキシコに工場の建設を計画している、とReutersが報じています。Foxconnはアメリカとの国境近くにiPhone組み立て工場の建設を計画しており、年内には最終結論が出る見通しです。
Foxconnはアメリカ国境近くに進出か
Foxconnが、メキシコとアメリカの国境に近いチワワ州の都市シウダー・フアレスに、iPhoneの組み立て工場の建設を計画している、と複数の関係者からの情報としてReutersが報じています。
ただし、現時点ではAppleによる計画への直接の関与は確認されておらず、2020年末までにメキシコへの工場設置の可否を最終決定するとみられています。
なお、Foxconnはメキシコ国内5カ所に工場を構えていますが、既存の工場で製造しているのはテレビやサーバーです。
PegatronとLuxshareもメキシコ進出に関心
同じくiPhoneなどの製造を担当するPegatronと、AirPodsの製造を担当しiPhone製造の計画も噂されるLuxshareの2社もメキシコへの工場建設に関心を持っているとも伝えられています。
ただし、両社のメキシコ進出への計画は、Foxconnほど具体的なものではなく、実際の進出時期などの詳細についての情報はありません。
トランプ政権、アジアからの生産拠点移転企業に補助金を計画
サプライヤー各社は、新型コロナウイルスの感染拡大と米中の貿易摩擦の激化を受けて、「脱中国」の動きを強めています。
ここにきて各社がメキシコ進出への関心を高めている背景には、アメリカのトランプ政権が計画している、生産拠点をアジアから北米・中南米に移転した企業に対して補助金を出す制度が影響している模様です。
Source:Reuters, 9to5Mac
Photo:Google Maps
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-308931/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania