ちょうど9年前の2011年8月24日(日本では8月25日)、Appleの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が最高経営責任者(CEO)を退任し、後任としてティム・クック氏がCEOに就任しました。
Appleの未来をティム・クック氏に託したジョブズ氏
スティーブ・ジョブズ氏は現地時間2011年8月24日、Appleの取締会とAppleコミュニティにあてた書簡で、「以前から、AppleのCEOとして任務を遂行できない日が来たら、真っ先に知らせると伝えていました。残念ながら、その日が来てしまいました」と記し、自身の退任を伝えました。
そして、「Appleの輝かしくイノベーティブな未来」を託す、自身の後継者として、最高執行責任者(COO)として腕を奮っていたティム・クック氏を指名しました。
ジョブズ氏は、AppleがiPhone4sを発表したのを見届けるように、翌日の2011年10月5日に、56歳という短く激動の人生を閉じました。
ジョブズ氏の名を冠したスティーブ・ジョブズ・シアターのこけら落としイベントとなったiPhone Xの発表イベントの冒頭、クック氏は言葉に詰まりながら、「今もAppleにはスティーブの考えが息づいている」と偉大な創業者を振り返りました。
Appleの時価総額は2兆ドルを突破
ティム・クックCEOは、Apple全体の取り組みとして環境保護を重視し、サプライチェーンの労働環境改善などに取り組み、ジョブズ氏とは違ったアプローチで、巨大企業となったAppleの舵取りを続けています。
Appleの時価総額は、2018年8月に1兆ドルを突破し、2年後の2020年8月20日には2兆ドルを突破しています。
最近では、米有力紙The Wall Street Journalがクック氏の人物像に迫る特集記事を掲載してるほか、iPhone Maniaでも書評としてご紹介した「ティム・クック アップルをさらなる高みへ押し上げた天才」にも詳しく記されています。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-308942/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania