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凸版印刷、RFIDタグ「Near cross® D 2.9」を開発

凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)は、電子ペーパーディスプレイを搭載し、電池交換や充電などのメンテナンスが不要なRFIDタグ「Near cross® D 2.9」を開発。製造業や流通・小売業向けに、提供を開始した。

バッテリーレスで表示を行うRFIDタグ

「Near cross® D 2.9」は、RFIDとの通信による電子ペーパーディスプレイの表示内容変更に対応している。また、製造現場で多く用いられている通信規格「ISO/IEC 15693」に準拠したHF帯RFIDを採用。これにより、既存のリーダーライターでの読み取りおよび書き換えを可能とした。

さらに、同製品の電子ペーパーディスプレイはバッテリーレスで表示を行う。ディスプレイの表示変更には無線通信時の電力を利用するため、電池交換や充電などのメンテナンスが不要になる。

「Near cross® D 2.9」は単体でも運用可能だが、凸版印刷の製造DX支援ソリューションである「NAVINECT」との連携も想定。価格はオープン価格で、販売は丸文株式会社が行う。

製品管理業務の効率化などをサポート

現在は、製造現場における製品管理業務として、物流ラベルの貼り替えや指示書作成などの作業負担が大きく、こうした作業の簡易化や効率化が求められているという。また、環境への影響を配慮し、省資源化を図る必要もある。

これを受けて凸版印刷は、今回の「Near cross® D 2.9」を開発。製品管理業務の効率化に加え、ペーパーレス化によるSDGsの取り組みに貢献していく。

PR TIMES

(文・早川あさひ)

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