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ペンシルベニア州立大、AIを活用した食生活改善アプリの開発へ! 食品や分量を認識

ペンシルベニア州立大学らの国際研究チームは、食品と1人分の量を認識できるアプリを開発している。

スマホカメラを皿にかざすと食品をAIが認識し、ユーザーは食事の摂取量を正確に記録できるようなる。また、それぞれの食事基準に基づいたフィードバックを提供することで、ユーザーの食生活改善を促す。さらには、自分だけでなく周りの行動変容も促す狙い。

同アプリは、まずはガーナとベトナムの都市部でテストされるようだ。

青年期の女性ユーザーの食生活を改善

研究チームはまず、以前ペンシルベニア州立大学の別の研究チームが開発した技術をベースにしてアプリを開発する。「PlantVillage」と呼ばれる同技術は、AIによって農作物の病気を診断し、サハラ以南アフリカの小規模農家を支援するもの。

今回プロジェクトのテスト地にガーナとベトナムの都市部を選んだのは、いずれの国も所得の増加と都市化の進行が見られ、その過程で質の低い食生活が広がってきているためだ。

例えばガーナでは、これらの食生活が広範な微量栄養素欠乏症を引き起こしており、とりわけ青年期女性の推定44%は、鉄分の摂取量が不足している。このことから、テストでは特に青年期の女性ユーザーにターゲットを絞り、食生活の改善に役立てる意向だ。

それぞれの食事基準に合わせたアドバイス

アプリでは、皿に盛り付けられたガーナ料理やベトナム料理の種類とその分量を認識でき、栄養成分が導き出せる。

アプリのパフォーマンスは、両国の食事評価基準を通して検証される。さらに、ユーザーが無理なく健康的な食生活に移行できるかを評価し、アプリをより魅力的な設計にしようとしているようだ。

プロジェクト完了後、アプリのすべての機能はガーナとベトナムのユーザーに開放される。また、機能は制限されるが、ほかの国のユーザーもアプリを利用できるようになるとのことで、世界的な健康増進に寄与する可能性があるだろう。

参照元:Grant to enable creation of AI tools to improve adolescents’ diets and nutrition/ Penn State News

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