これまでTechable(テッカブル)では、クリエイティブ集団PARTYについて何度か取り上げてきた。例えば、AR定規やバーチャルパークシステム「VARP」の開発、2017年にはPARTYのメンバー3名へのインタビュー記事も公開している。
そんなPARTYがこのたび、サッカー観戦をDXする新会社「Stadium Experiment(スタジアム・エクスペリメント)」を設立。各サッカークラブに最適化した専用アプリを通じてバーチャルでのサポート観戦を実現する「スタジアムアプリ」を提供していく。
まずは主となる3機能から
主な機能としては、サービス内通貨「サポート」を使ってデジタルグッズによる応援を届ける「サポーティング」機能や、3Dスキャン技術を活用した選手のアバターによるリッチな演出が可能となる「3Dアバター」機能(一部のクラブで実施)、地域の店舗と連動し、スタジアムに来場してチェックインするともらえる「サポート」が買い物に使える「チェックイン」機能がある。
また、サポーター自身も3Dアバターをもち、VR空間で一緒に楽しめる「ヴァーチャルスタジアム」機能も今後追加予定。
J1、J2、JFLのチームで導入決定
「スタジアムアプリ」は現在、北海道コンサドーレ札幌、清水エスパルス、サンフレッチェ広島、FC町田ゼルビア、奈良クラブでの導入が決定している。
9月から順次運用開始し、フィードバックをもとに各クラブに特化したアプリとしてサービスを提供していくとのこと。まずは、9月5日からJFL奈良クラブ(アプリ名「N.GO」)で試験運用を開始する。
Stadium Experimentは、スタジアムにおける「未来の体験」の創造を目指したロードマップを構想。同アプリを皮切りに、AR・VRを活用したライブエンターテイメントの拡張や完全なるリモート観戦などを視野に入れ、実験的なアクションを展開していくようだ。
- Original:https://techable.jp/archives/136396
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口