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自転車やスクーターの次はモペッド? 電動原付のシェアサービス「Revel」がSFでサービス開始

さまざまな国で展開されているキックスクーターのシェアリングは、移動を手軽にと米国で生まれた。その米国で新たなマイクロモビリティシェアリングが受け入れられつつある。

自転車とバイクの中間的な存在、モペッドだ。シェアサービスを展開する「Revel」がニューヨークやワンシントンD.C.などに続いて新たにサンフランシスコでも提供を開始した。

ヘルメット2つを用意

モペッドという言葉は日本ではあまり馴染みがないが、ペダル付きのオートバイを指す。ただし、Revelで使用しているモペッドはペダルがなく、日本で言う原付スクーターだ。

2人乗りで、後部についているストレージにヘルメット2つが用意されている。かつてのモペッドはガソリンで駆動するものが主流だったが、Revelの車両は全て電動だ。

ヘルメット着用は必須

Revelの使い方は、キックスクーターや自転車のシェアリング同様にアプリがベースとなっている。まず、アプリをダウンロードし、運転免許証によるユーザー登録と支払い方法の設定を行う。そして、実際に利用する場合はアプリで予約し、利用後はサービス範囲内で乗り捨てできる。料金は解錠に1ドル(約106円)、その後は1分あたり35セント(約37円)だ。

モペッドは基本原付なのでキックスクーターや自転車よりも速く移動できるのが売りとなる。Revelのモペッドの最高速度は時速48キロだ。

ただ、スピードが出る分、事故の懸念も増大する。実際、先に展開しているニューヨークでは死亡事故が起こった。そのため同社はライダーの安全を確保する手段として、利用する前にヘルメットを着用しているところのセルフィー撮影を義務付けた。セルフィーで着用が認められなければ使用は不可となる。

Revelはこれまでオースティン、マイアミ、ニューヨーク、オークランド、ワシントンD.C.で展開していて、今回サンフランシスコを加えるなど順調にサービスを拡大させている。

公共交通機関で通勤する人が多い都市部では、新型コロナ感染の懸念からマイクロモビリティに注目が集まっていて、Revelにとって追い風となりそうだ。

Revel

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