スマートテレビ、セットトップボックスの市場を分析した最新のデータによると、AppleのApple TVは世界のストリーミングデバイス市場のわずか2%のシェアしか持っていないことが判明しました。
普及は進まず
Apple TVはこれまでに何度かモデルチェンジを実施し、現在は4K動画も再生可能なApple TVも販売されています。さらにtvOSは毎年更新され次々に新しい機能をApple TVに追加しています。それにも関わらず他社のストリーミングデバイスに比べて普及は進んでいないことが調査で明らかになっています。
現在、ストリーミングデバイス市場を牽引しているのはテレビメーカーであり、トップシェアはサムスンの14%、これにLGが12%、ソニーが8%のシェアで続くという状態です。Appleの直接のライバルとなる企業としてはFire TVのAmazonが5%、ChromecastのGoogleが3%と全体でのシェアは低いもののAppleの1.5〜2倍以上のシェアを確保しています。
テレビにTVアプリ
Appleもストリーミングデバイス全体でのシェアの低さを補うように、LG、ソニー、VIZIOのテレビ向けにApple TVアプリを提供する計画をすすめています。こうした取り組みを通してApple TVのシェアが低くても、Apple TVで提供されるコンテンツ配信サービスの利用者を増やしていく方針だと考えられます。
Apple TVの新しいモデルは今年中にも発売されると予想されていますが、新モデルが出たからと言って爆発的にApple TVの普及が進むとは考えられていません。AppleはApple TVの性能・機能の向上を着実に実施し、一方でテレビメーカーと協力して自社コンテンツ配信サービスの利用者を増やしていく計画なのでしょう。
Source: Strategy Analytics
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-310472/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania