【特集】自宅快適BESTガジェット
大人の秘密基地というと、ガレージや書斎をイメージするかもしれないが、デジタル秘密基地ならそんなに広いスペースは必要ない。それこそ、部屋の一角さえあれば実現できる。ゲームからネット、サブスクまで、あらゆるイエナカエンタメを “独り占め”できる空間、それこそがデジタル時代の大人のイエナカ秘密基地なのだ。
■1〜2畳あれば完成する夢のデジタルコックピット
大人も子どもも「秘密基地」といえば、好きなモノに囲まれて狭いぐらいがちょうどいい。だから、デジタル機器に囲まれた秘密基地となると、PCからゲーム機、果ては飲み物まで、全てが手の届く範囲にある “ぐうたら系” 空間が理想だ。
ただし、実現するにはさまざまなモノが必要になる。座り心地バツグンで長時間座っていても疲れないチェアと、それを囲むようにレイアウトできるデスク。周辺機器から飲み物まで置いておける棚だって欲しい。それらファニチャーをそろえた上で、さらに肝心なデジタル機器をそろえなければならない。やはりモニターは用途に合わせて複数枚必要。PCだってゲーム用のデスクトップPCと、それ以外で使うノートPCがあるのが理想的。もちろんキーボードもマウスもこだわりたいし、スピーカーだって外付けで良い音を楽しみたい。動画撮影や配信用の機器、そしてゲームパッドやヘッドセットは、いつでも使えるように配置。
そんな理想を実現できたなら、それはまさしく“コックピット” と呼ぶに相応しい空間になる。動かなくても手を伸ばせば何でもできる、わずか1〜2畳程度のスペースに構築されたデジタルコックピット。それこそが、おひとり様イエナカエンタメ用「究極の秘密基地」だ。
ゲーミングファニチャーブランド、バウヒュッテが提案するゲーム環境のひとつが、「ゲーマーズ・ビッグヒル」。各種デバイスの高さを調整できるため、最もラクな姿勢で作業できる。ゲーマーだけでなくイラストレーターにも人気のレイアウトだ。
①昇降式デスク
理想的なデスクの高さは体格や何をするかによって異なるため、昇降式を選びたい。キーボードを置けるスライド棚があれば、天面は広く使える。またL字型デスクなら肘をつきながらリラックスしてのマウス操作が可能になる。
②デュアルモニター
ゲームと、コミュニケーション系やネット閲覧などを別のモニターで表示させられる。デュアル(2枚)だけではなく3枚以上を組み合わせれば、さらにコックピット感は増す。
③キーボード&マウス
ゲームをするならゲーミングと名の付くシビアな入力に応える有線タイプになる。仕事の場合も、自分が使いやすいと感じる入力機器を選べば作業効率は格段に上がる。
④ヘッドセット
ネットゲームでボイスチャットを行うこともあるなら、ヘッドホンではなくヘッドセ ットが必須。ゲームでも動画でも声をしっかり聞き取れて、自分の声はクリアに届けてくれる。
⑤ゲーミングチェア
長時間プレイし続けるゲーマーの体にかかる負担が少ない形状となっている。ハイバック、ヘッドレスト、アームレストは基本装備。レーシングカーのバケットシートに近い構造だ。
⑥こだわりのサウンド
ゲームだけでなく、サブスクで映画を観たり音楽を聴いたりすることも考えると、ヘッドホンに加えてスピーカーも用意しておきたい。もちろんサラウンド環境の実現が理想だ。
■要塞派?それともコクピット派?
せっかく理想のデジタルコックピットを目指すなら、突き抜けたモノも知っておきたいところ。リアリティあふれる究極のぐうたら系も、未来感しかないリアルコックピットもどちらも憧れる環境ではある。実現の第一歩として、まずはチェアから考えてみるのもアリだ!
▼これぞ究極の 「ベッドから動かず」スタイル!
バウヒュッテ
「ゲーミングベッドレイアウト」(商品構成例トータル実勢価格:約18万円)
ゲーミングベッドなら、24時間デジタルまみれを実現可能だ。言うなれば、ネットカフェのカーペットルームが自分のモノであふれている状態か。これがあればベッドスペースも必要ないのである意味省スペースだ。
▼シートが動く夢のようなオレ専用マシン
日本エイサー
「Predator Thronos PGC890」(実勢価格:349万8000円前後)
ボタンを押すと付属の3連モニターが上がり、キーボードトレイが横に開く。前後に動くバケットシートやオットマンまでもボタンひとつで理想の体勢まで動かせる。さらに超ハイスペックゲーミングPCからマウス、キーボード、ヘッドセットまでセットになっている、破格なのも納得のリアルデジタルコックピットだ。
▼腕置きで疲れ知らず!
サイバーライフ
「座椅子ゲームチェア」(1万800円)
もたれかかってリラックスできる姿勢を取れる座椅子だが、T字型の部分を抱え込むように座れば、ゲームプレイ時に腕置きとして使える。スマホゲームやポータブルゲーム時に便利。
▼オットマン付きで寝られる!
サンワダイレクト
「オットマン付き ゲーミングチェア 150-SNCL003」 (実勢価格:2万9800円)
無段階で背もたれを160度まで倒せる。脚を伸ばせるオットマンは、使わない時は座面下に格納可能。肘掛けはリクライニングと連動するので、オットマンを引き出せば寝ることだって余裕だ。
■引っ越しまでして作り上げた理想の空間
ゲーミングデスクはまさにゲーマーの夢だ。自分だけの空間を完成させたときの幸福感ははかりしれない。
「Webでバウヒュッテの『秘密基地化計画』という記事を読んだのをきっかけに、自分でも作ってみようと思ったんです」
そう話すのは、自動車整備士のPremiumseedn(@wX_SEED_Xw)さん。
「記事ではデスク周りだけ載っていたんですが、どうせやるなら“ゲーミングルーム”を作ってみようと思ったんですよね」
しかも、そのためにわざわざ引っ越しまでしたという。
「家具やモニター、PCなど全部で200万円近くしたと思います。貯金するところから考えると約2年はかかっちゃいました(笑)」
それだけの時間をかけて完成させた部屋だからこそ、こだわりポイントもいろいろある。
「一番はPCデスク周りです。座ったときにテンションが上がるように、モニターを高めに配置。その下にフィリップスのスマートライトを置いています。部屋を少し暗くしてゲームするのが最高なんですよ!」
複数あるPCは「デスクトップは仕事とゲーム用。ゲームをする時は正面のモニターがゲーム、右がチャット、左にはキャプチャーソフトや音声ソフトを開いています。2台のノートPCは、仕事や外でゲーム動画編集する時などに使っています」という。
「見た目はもちろん、全てを使いやすいように配置したので、ゲーム、仕事両面で最高の環境です!」
※2020年8月6日発売「GoodsPress」9月号掲載記事をもとに構成しています
<取材・文/円道秀和 野田博記>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/320167/
- Source:&GP
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