株式会社リンクアンドコミュニケーションは、中国・四国地方を中心にスーパー「フジ」を展開中の株式会社フジとともに、健康アプリ「カロママ」を活用しておすすめの食材やメニューを提案する実証実験を実施する。
期間は2020年9月16日~2020年12月に第1弾を、2021年1月~3月に第2弾を予定。同実験を通じて、食品スーパーのDX推進およびID-POSなどの購買履歴との連携強化を図るようだ。
2億通り以上のアドバイス
また、スマートフォンの歩数計などと連携して消費カロリーを自動計算するため、ユーザーは1日の終わりに健康スコアを確認でき、手軽さはもちろんモチベーションの維持がしやすいこともポイントだろう。
今回の実験では、愛媛県松山市のスーパー「フジグラン松山」にて募集した「フジモニター」と、同アプリユーザーから募集した「カロママモニター」を対象に、ライフログにもとづいたパーソナルな健康メニューや食材を個別に提案していく。
「フジモニター」には、同スーパーでの特売・おすすめ商品と連動した提案を行い、行動変容および購買行動の変化を検証するとのこと。ちなみに、「カロママモニター」には仮想店舗の商品情報をもとに健康メニューを提案するようだ。
日本初の技術で特許を取得
両アプリは、AIによる画像認識機能を搭載しており、食事の写真から摂取カロリーや栄養バランス、良いところや改善点などのアドバイスを提供する。
この画像認識機能は「食事領域認識」「食事メニュー認識」「食材認識」「食事量認識」という4つの機能で構成されており、「食事領域認識」と「食事量認識」は2020年8月にアップデートを実施。現在、認識できる食事メニューの数は273メニューとのこと。
ちなみに、「食事量の自動認識技術」は特許を取得している日本初の技術だ。
- Original:https://techable.jp/archives/136848
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口