Twitter、Facebook、TikTokなどで「いいね」の数が伸びやすいコンテンツの1つに料理動画があります。数十秒というショートムービーの枠組みのなかに、スピーディかつ美味しそうに調理をしていく料理動画はシズル感とライブ感が共に高く、SNSでシェアしたくもなるというまさにバズコンテンツ。そんな動画を撮るためのサポートグッズを集めてみました。
Tastyやクラシル、Cchanel Foodなど、ファン&フォロワーの多い料理動画メディアの動画を見ると、思わず「美味しそう…」とつぶやきがち。飯テロっていっても程度があるだろけしからん!と理不尽な怒りと憧れが、シェアボタンをタップする原動力となってしまいます。料理が好きな方は、一度は思ったことがあるはず。ああいった動画を撮ってみたいな、って。
ひろーいキッチン、カウンターキッチンやアイランドキッチンであれば、しっかりとした大型三脚とブームと呼ばれる三脚サポートアイテムを使うことで、すぐにでも撮影できます。
しかし、どのご家庭にもそんなキッチンがあるわけでは、ない! だからこそ狭いキッチンでも画角のセッティングがしやすいアイテムを使ったほうが、グーではなかろうか!
一眼カメラ&レンズも保持できる強力アーム
マンフロット
バリアブルフリクションアーム カメラブラケット付
実勢価格2万3000円
マンフロット
スーパークランプ
実勢価格5350円
こちらはプラモ製作写真&動画、電子工作写真&動画コンテンツを作る方に大人気のアームです。自重が1.09kg。最長53cmになる2本の太いアルミアームに、座面の広いブラケットが付属。コンデジ、ミラーレス、一眼レフであればダイレクトに載せられます。
コイツのメリットはなんといっても、画角のセッティングがラクだということ。3つの軸を調整し、固定するのがハンドルたった1つ。緩めれば全部の軸が自由に動きますし、締めればガチッと止まります。アームを動かしやすいため、真正面からコンロの火をスローモーションで撮る、斜め上から鍋をかき混ぜているシーンを撮るといった画角もカンタン。スマートフォンやコンデジ、軽めのミラーレス&レンズを使っているなら、最も簡単に撮影準備が整うアームといえましょう。
耐荷重は3kgとなっていますが、真上からの撮影のために使うのであれば1kgまでの機材がおすすめですね。なお固定機材として用意したスーパークランプですが、本来はパイプやはみ出ている天板部を挟み込むもの。だいたいのキッチンの天板ははみ出ないように作られているので、キッチンの環境次第では太い突っ張り棒を用いて固定しましょう。おすすめは撮影用突っ張り棒として有名なオートポール。2万3000円と高いですが安定度はバツグンです。
長いアーム&スマホ・コンデジの組み合わせ
マンフロット
シングルアーティキュレテッドアーム3段 カメラブラケット付
実勢価格11352円
マンフロット
シングルアーティキュレテッドアーム2段 カメラブラケット付
実勢価格8690円
マンフロット
スーパークランプ
実勢価格5350円
バリアブルフリクションアームより軽く、アームが長いのがポイントとなるシングルアーティキュレテッドアーム。3段タイプは最長85cmで自重は0.63kg、耐荷重は1kg。2段タイプも最長60.5cmで自重は0.53kg、耐荷重は同じく1kgとなっています。いずれにしてもミラーレス・一眼カメラ向きではなく、コンデジ&スマホで撮るときに使うのがおすすめです。
各軸となる部分を1つずつ締めたり緩めたりしてセッティングする必要があるため、面倒といえば面倒。しかし俯瞰系の料理動画を撮るならば、一度決めたセッティングを大きく動かすことがないため、あまり気にならないというメリットもありますね。斜めから撮る時のアームの角度と、真俯瞰時の角度を、別の色のマーカーで印をつけてもいいですし。
自分で買ったということもあり、個人的に3段タイプが押し。各アームがスライド式のため短い状態にすることができますから。また3段タイプでも軽めなので1万500円のミニポールや、棚を設置するための汎用突っ張り棒でも固定できます。
カセットコンロ料理を撮るならモニターアームをカスタム
長尾製作所
モニターアーム用 VESA カメラ&マイクマウント
実勢価格3278円
BESTEK
モニターアーム
実勢価格3980円
いままではプロカメラマンの撮影現場でも出てくる、ガチな機材を紹介してきました。しかし高いですよねカメラ機材って! 確かに細かい画角調整がしやすいなどのメリットはあるのですが。
一寸考えてみた。両手を使わなければならないシーンの多くは真俯瞰でイケます。斜めからのシーンは片手でもだいたいOK。それに火の元をカセットガスコンロとするなら、ダイニングテーブル上で全部撮影できちゃうじゃないですか。
もっとリーズナブルなクランプとアームとカメラを固定できるマウントはないか。とAmazonをdigって手に入れたのがこちら。モニターアームと「モニターアーム用 VESA カメラ&マイクマウント」です! 本来は余ったモニターアームに一眼カメラやマイクをくっつけて、Zoomなどの美麗美声テレワークを行うためのグッズセット。でも穴の位置から真下・真上の撮影もできるってことで使ってみたのですが、安定感バツグン。フルサイズミラーレスでも全身全霊を固めてくれます。さすが10kg以上のモノをテーブルに固定するために生まれたモニターアームです。しかも安い!
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000129418/
- Source:デジモノステーション
- Author:武者 良太