これはiPhone 12の到来を告げるものであり、アップルもついにiPhoneに5Gテクノロジーを採用するだろう。もちろん、今年は5G採用がスマートフォンの売り上げ伸びが鈍るのを抑える役割を期待されていたが、我々の生活のあらゆる側面同様、これも新型コロナウイルスによって大きな打撃を受けた。感染蔓延は同社が新世代のスマートフォンを来週に間に合うように準備ができるのか、それともさらに別のバーチャルイベントが必要になるのかという疑問も呼び起こした。
スマートフォンビジネスには感染蔓延が大きな穴をうがったが、最近のアナリストの統計によれば、iPhoneはライバルに比べて被害が軽かったようだ。多数の産業のサプライチェーンも著しく阻害された。7月の四半期決算の電話記者会見でアップルはiPhone 12の発表が「数週間遅れる」ことを認めた。これは同社とって前例のない動きだったが、それをいうなら我々が直面しているのが前例のない時代だ。
イベントに新しいApple Watchが登場するのはほぼ間違いない。Apple Watchは引き続き同社のベストセラーアイテムとなるだろう。これまでに出た噂のほとんどは、血中酸素濃度測定機能の追加などヘルスモニター能力に関するものだった。バッテリー駆動時間を延ばすこともApple Watchにとって非常に重要なポイントだ。watchOSの最新バージョンに睡眠モニタが追加されたことを考えるとこれは必須となる。
アップルは大型ライブイベントをバーチャルで開催する要領をWWDCで確立している。数か月の準備期間があったことでもあり、9月15日のイベントも高い水準で実施されると期待できる。
画像:Apple
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(翻訳:滑川海彦@Facebook)