Appleは現地時間の9月8日、人気のサードパーソン・シューティングゲーム「フォートナイト」を販売・配信するEpic Gamesを反訴しました。Appleいわく、同社は当初契約の締結に応じたにも関わらず、その後反旗を翻し、アプリ外での課金を開始したとのことです。
Epicが契約違反を行ったとの主張
米カリフォルニア州地方裁判所にEpic Gamesへの反訴を提起したAppleは、同社の契約違反によって生じた損害賠償を請求しています。
「裁判所はEpicに契約遵守を命じ、Appleに補償的損害賠償および懲罰的損害賠償が支払われるべき」とAppleは反訴状に記しています。
裁判初戦は引き分けに
Epic Gamesは、Appleが運営するApp Storeの30%の手数料は法外であるとAppleを提訴しており、8月末にはApple対Epic Games訴訟の審問が行われました。
裁判官はAppleに対し、Unreal Engineおよびその他のEpicの資産に関連する開発者アカウントの削除を禁じる命令を言い渡しましたが、App Storeでの「フォートナイト」配布再開を認めて欲しいというEpicの要求は却下されたため、裁判初戦は両社引き分けという形になっています。
Appleから距離を保つGoogle
EpicはGoogleも提訴しており、Playストア外でのアプリ配布は可能なものの、マルウェアとして判断されることがあり、不利な状況に置かれていると主張しています。
Googleは、Androidデバイスでは複数のアプリストアからの同時プリインストール、ダウンロードが可能で、インターネット越しでのサイドローディングも行えるため、Appleのケースとは根本的に異なるとしています。
Source:Court Listener via Cult of Mac
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
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