スコットランドの国民保健サービス(NHS)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の接触者追跡アプリ「Protect Scotland」をリリースしました。AppleとGoogleが共同開発したExposure Notifications APIを使用するものです。
基本原理は他国のアプリと同じ
スコットランドのCOVID-19接触者追跡アプリ「Protect Scotland」は、一度インストールし設定を完了すると、バックグラウンドで動作するため、デバイスはそのまま通常利用が可能となっています。
Bluetoothで、匿名かつ暗号化されたランダムなコードをデバイス同士が交換し合うことで、定められた距離以内で一定時間をともに過ごしたユーザーを接触者として記録します。Protect Scotlandの場合、2メートル以内で15分間となっています。
新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たユーザーが専用コードをアプリに入力すると、接触者に匿名で警告が発せられます。
人口の20%〜40%がアプリを利用で抑制効果が発揮
英オックスフォード大の研究グループの調査では、人口の20%〜40%がコロナ追跡アプリをダウンロードし、使用すると日々の感染者数を抑える効果があることがわかっています。
8月時点では、アイルランドとドイツで多くの人々がCOVID-19接触者追跡アプリを使用している、と報じられました。
厚生労働省リリースの新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」のダウンロード数は、8月末の時点で1,500万件を突破しており、日本の人口(2018年)の約12%がアプリをインストール済みの計算になります。
Source:Protect Scotland via AppleInsider
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania