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GITAI社、国際宇宙ステーションでロボットアームの技術実証へ

宇宙ロボットのスタートアップであるGITAI社(以下、GITAI)は、米国に拠点を置く民間宇宙企業のNanoracks社(以下、Nanoracks)と協働する。両社は2021年度に、ISS(国際宇宙ステーション)のBishopエアロック船内で、宇宙用ロボットアーム「S1」による汎用作業遂行技術の実証を行う。

GITAI社とNanoracks社の取り組み

2016年に設立されたGITAIは、宇宙での作業をサポートするロボットの開発を通じて、宇宙における作業コストの削減を目指している。同社は、2018年にJAXAと共同研究契約を締結。JAXA内の模擬宇宙ステーションにて、ロボットによる作業代替実験を実施した。

そして、今回GITAIとタッグを組むNanoracksは、人工衛星などに関連する商業宇宙サービスを世界30カ国以上で展開。世界有数の商業宇宙サービス提供事業者といえる存在だ。

気になる技術実証の内容は?

今回の技術実証では、GITAIが手がける宇宙用ロボットアーム「S1」を、ISSのBishopエアロック船内に設置。スイッチやケーブル操作といった船内作業に加え、宇宙用パネル組み立てなどの作業を同ロボットアームで遂行する。

S1に関するすべての開発はGITAIが担当。Nanoracks社はNASAとの宇宙法協定に基づき、ISSへの打ち上げ機会の提供などを行う。GITAIは今回の技術実証を通じて、宇宙ロボット技術のブラッシュアップを図っていく。

PR TIMES

(文・早川あさひ)

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