自転車が誕生したのはおよそ200年前。その頃はペダルがなく、またがって地面を蹴ることで前後のタイヤが動くという原始的なものでした。その後、世界中の開発者が発明と改良を積み重ね、自転車は多種多様な形態へと進化し続けました。
そして2020年、自転車の起源にもう一度立ち還る事で、歩くように走る新しい自転車が開発されました。それが新感覚パーソナルモビリティ「Root One(ルートワン)」(6万5000~23万円/税別)です。OSCサイクルの「MIRA*CLE LAB(ミラ*クル ラボ)」ブランド第一弾として10月発売予定です。
「ルートワン」は人間にとって「安全かつ快適な乗り心地」とは何かを試行錯誤し、その要素を再構築することで生まれた自転車のひとつの進化形です。「人間中心設計」をコンセプトとしています。独自のジオメトリーを基に、試作と試乗を積み重ねながら「安全かつ快適な乗り心地」を追求することで、独自の形状を導き出しています。
最大の特徴が「綱引きの理論」と呼ばれる独自の理論に基づく設計です。通常の自転車はペダルを下に踏み込む力で前進していきます。「ルートワン」は、専用設計されたハンドルバーによりグリップを引くことで上体を安定させ、全身の筋力を効果的に使い、楽にペダルを蹴り込む力に変換する仕組みとなっています。
抜群の足つき性とぺダリング効率を両立しながら、走行安全性を高めるセンタークランクレイアウトも特徴のひとつです。自然に直立できるサドルの高さに位置を調整することで、後方に重心をかけやすくなり、ハンドルバーの独特な角度と平行なグリップにより、ハンドルを引く力を最大限に引き出せます。また、ペダルを通常よりも前方に配置することで、停車時にペダルが足に接触しにくくなっています。
ライディングの姿勢は歩行感覚に近いアップライトポジションとなるため、無理のない安全で快適な姿勢をキープしながら、上半身と足全体の筋肉をバランスよく使えます。
さらに、世界初の自転車用ギアクランクシステム「フリーパワー」のショートクランクタイプを装着。フリーパワーとは、ペダルを踏み込む力でギアに内蔵されたシリコーンを圧縮し、その反発力を推進力に変える、まったく新しいギアクランクシステムです。ノーマルギアを搭載した自転車と比べて体への負荷を軽減しながら、漕ぐ力をアシストし、スムーズな乗り心地を実現しています。
ペダルの回転径を小さくしているため、ひざの上下運動が少なくなり、筋肉や関節の負担もより軽減される仕組みです。なお、ハンドルを180度回転できるため、エレベーターの乗り降りや狭いスペースへの保管の際もコンパクトに収納できます。
販売予定価格は「S8(外装 8 段モデル)」「S2(自動2段モデル)」が7万円、「F3 (内装3段モデル)」「F2 (自動2段モデル)」が6万5000円、「S10(MADE IN JAPAN 外装10段モデル)」が 23万円(いずれも税別)となっています。
「綱引きの理論」で安全性と乗り心地、楽しさを追求した進化系自転車で、毎日の通勤も楽しくなること間違いなしでしょう。
>> Root One
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/321810/
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