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Apple Card、2020年内にアメリカ以外でも利用可能に?

Apple Card
 
Appleの提供するクレジットカードサービスApple Cardが、2020年末にもアメリカ以外の地域でも提供される、と米メディアMacRumorsが報じています。

iOS14.1かiOS14.2の公開と同時か

MacRumorsは、Apple Cardに対応予定のオーストラリアの銀行に近い人物からの情報として、Apple Cardが2020年末までに世界の複数地域で利用可能になる、と報じています。
 
オーストラリアでのサービス開始は、iOS14.1かiOS14.2のリリースと同時期が見込まれるものの、2021年初めのiOS14.3のリリースまでずれ込む可能性もあるとのことです。

アメリカ以外での発行を示唆する求人も

Appleは最近、「イシュア(カード発行会社)など外部パートナーとの連携」を職務内容に含む「Apple Cardプロダクトマネージャー」の求人を行なっています。
 
アメリカではApple CardのイシュアはGoldman Sachsだけであることから、アメリカ以外の地域でのApple Card発行に関連している可能性があります。
 

 

iOS14ベータにはEUの個人情報規則に関する記述も

MacRumorsは、iOS14ベータ8のコードからApple CardのGDPR(EU一般データ保護規則)に関する記述も発見した、と報じています。
 
ヨーロッパで個人情報に関する業務を行うのに必要なGDPRが発見されたことから、AppleがヨーロッパでApple Cardの発行を計画しているとみられます。
 
ただしMacRumorsは、Apple CardのGDPRに関する記述は以前のバージョンにも存在した可能性があると記しています。

9月15日のイベントで予告?iPhone12と同時に発表?

Apple Cardの世界展開は、現地時間9月15日に開催するイベントで予告される可能性があります。
 
あるいは、10月の開催が噂されるイベントで、iPhone12とあわせて発表されるかもしれません。
 
なお、Bloombergのマーク・ガーマン記者は、iOS13.7公開のタイミングから、「iPhone12はiOS14.1がインストールされた状態で出荷される可能性がある」と指摘しています。

2019年秋、ティム・クックCEOが世界展開を予告

Apple Cardは、2019年のサービス開始から1年あまりが経過し、Apple Payとの連携やシンプルなキャッシュバックなどが評価されています
 
2019年秋、Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)はドイツメディアのインタビューにApple Cardの国際展開について「あらゆる地域で提供したい」と語っています。
 
Appleは、日本国内でも「Apple Card」の商標出願を行っていることが分かっています。
 
 
Source:MacRumors
Photo:Apple (1), (2)
(hato)

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