デバイスを分解し、修理の行いやすさを独自の指標をもとに格付けすることで知られるiFixitですが、これまでモバイルデバイスで10点満点を獲得したのはわずか2台だけです。その2台とは、どちらもオランダ企業FairphoneのFairphone 2とFairphone 3ですが、アップグレード版の「3+」が新たにリリースされました。
アップグレードするのにデバイスまるごと買い換える必要はない?
Fairphoneは名前のとおり、紛争鉱物や強制労働を最大限に避けるよう努めており、デバイスの作りも壊れた部分のみ取り替えできるようモジュラー式となっています。
Fairphone 3の後継モデルとなる「3+」の販売が開始されましたが、アップグレードするのにデバイスをまるごと買い換える必要はなく、カメラモジュールを取り替えるだけで3+への切り替えが完了します。
新規に購入されたFairphone 3+の本体ボディには、リサイクルプラスチックが40%使用されています。
「Fairphoneなどの企業が、長期使用を念頭に置いた製品デザインと、循環ライフサイクルを決定要因としてくれることは本当にありがたい」と、iFixitヨーロッパのマティアス・メイヤー氏はコメントしています。
同等スペックのAndroidデバイスよりも割高な印象
Fairphone 3+は、Android 10、Qualcom Snapdragon632システム・オン・チップ(SoC)、4GBのRAM、64GBのストレージ、3,040mAhの取り外し可能なバッテリー、5.65インチ フルHD+のディスプレイを搭載しています。
販売価格は469ユーロ(約5万9,000円)と、同等スペックの他のAndroidデバイスと比べて割高な印象となっています。
Source:Fairphone via iFixit
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-312720/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania