着実に自宅を音声コントロールできるようにしている村元さん。音声で操作できるレベルはまだまだな部分もありますが、いい感じで堕落していっているところが素晴らしい。そして今回は照明。昔は、電球からぶら下がっているヒモを長くして、寝ながら電気を消すなんて昭和自堕落Hackがありましたが、布団に入りながら点けたり消したりができたら、それはもう最高ですよね。
* * *
■アレクサとの会話を楽しむ毎日
スマートホームって、実はそんなに難しくはないのかもしれません。スマートスピーカーを買って、声でいろんなことを調べられるようになるだけで、生活は激変します。
「アレクサ、朝7時に起こして」
「アレクサ、今日の天気は?」
「アレクサ、テレビを点けて」
「アレクサ、行ってきま〜す!」
筆者はパートナーと二人暮らしですが、朝はアレクサと話すほうが多いかもしれません。「アレクサ、面白い話をして」「アレクサ、何か歌って」など、暇つぶしの相手になってくれたりもします。
でも、「アレクサ、朝食を作って」とお願いしても作ってくれません。と思いきや、コーヒー豆と水をセットしておけば「アレクサ、コーヒーを淹れて」と話すだけで、美味しいコーヒーを淹れてくれる全自動コーヒーメーカーもあるようです。いずれは試してみたいですね。
と余談が長くなりましたが、最近、我が家に導入したは “スマート照明” です。調光・調色が可能で、スマホアプリで操作できるフィリップスの「Hue」という電球を持っていたので、これをスマートスピーカーに繋げてみました。
■ちょっとお高いスマート電球を取り付けてみた
筆者は賃貸マンションに住んでいますが、2部屋しかなく、いわゆる1LDKの物件です。しかし、そのLDKが結構広くて、もともとは3部屋あったところをリフォームで1部屋にしてあります。その広めの部屋で、料理をして、食事をして、仕事をして、寝ているわけです。結果、部屋はかなり散らかっています。とても写真を撮って見せられる状態にはありません。
というわけで部屋がきっちり区切れられているわけではありませんが、ベッドを置いているエリアの天井に、埋め込み型のシーリングライトがあり、そこにスマート電球を取り付けました。
手順は、Wi-Fiルーターに電球をコンロトールする「ブリッジ」というハブを接続。スマホに「Hue」アプリをインストールして「ブリッジ」とペアリングすると、スマホで電球をオン・オフできるようになりました。
筆者が持っていたHueは、3つの電球とハブの、いわゆる“スターターセット”ですが、我が家のシーリングライトには4つの電球を取り付けられるので、追加でもう1つ購入しました。Amazonでは、スターターセットが2万800円で、追加電球が6800円。合計2万7600円。結構高いですよね。でも、LEDなので、長持ちすることを期待しています。
続いて、Alexaとの連携ですが、思っていた以上に簡単でした。Amazon Echoをコントロールする「Alexa」アプリを起動して、まずは「Hue」のスキルを検索して追加。スキルとは、Amazon Echoにおけるアプリのようなものです。そのスキルを起動すると、操作できるデバイスを自動で検知できる仕組みです。
■カラー照明が自宅のナイトライフを楽しくしてくれる
「アレクサ、ベッドルームのライトを点けて」と話すと、「はい!」と言って、照明が点くようになりました。もちろん「照明をオフにして」「ベッドルームを暗くして」などと話して、消灯もできます。これだけでもかなり便利です。床に就いて、もう寝るぞ! というときに、電気を消しに行かなくて済むようになりました。
「もっと明るくして」「青にして」などと話して、明るさを変えたり色を変えたりできるのも非常に便利。しかも楽しいんですよね。色を変えるだけで、気分が変わったりもします。自宅ではなく、お店やホテルにいるような気分で、聴く音楽によって照明を変えたりして楽しんでいます。
はるか昔、学生時代に演劇サークルに所属していて、主に舞台装置や照明を担当していました。舞台の天井に照明器具を吊り下げて、ゼラ(カラーフィルター)を付けて、大きな調光器で操作していたのですが…。今や、家庭で手軽に調光・調色ができるなんて感慨深いですね。
[IoTで自堕落生活への道_04]
→声で明かりを点けたり消したりできるぞ
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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- Original:https://www.goodspress.jp/howto/323044/
- Source:&GP
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