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OracleとByteDance、米財務省のTikTok買収契約を承認

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米財務省と、TikTokの運営会社のByteDanceOracleは、暫定的に買収契約要項に同意した、とBloombergが報じています。

財務長官がByteDanceに改訂案を送付、Oracleが承認

人気のモバイル向けショートビデオプラットフォームTikTokの買収権をOracleが勝ち取り、TikTokの米国内での運営権の買収計画には、TikTokのソースコードへのアクセスも含まれるとBloombergがニュース速報で先日報じましたが、その後米政府側からの動きがあったようです。
 
ソースコードへのアクセスにより、中国政府にデータを送るためのバックドアが設置されていないことの証明が可能となるため、米国の安全保障を憂慮する米政府を納得させることができるのではないかとの見方でしたが、米財務長官のスティーブン・ムニューシン氏は現地時間の9月16日、ByteDanceに改訂された買収契約要項をに送付し、それをOracleが承認したと伝えられています。
 
関係者によれば、「買収に際しての米国の安全保障上の懸念への対処」が主な改訂内容であるとのことです。

ByteDanceは親会社としてあり続けたいとの考え

TikTokを運営するByteDanceは、同社がTikTokの株式の大多数を保有した状態を維持しつつ米政府の承認を得ようと試みていますが、これは8月のドナルド・トランプ大統領の大統領令の条件とは異なるものです。
 
買収案は最終的にはトランプ大統領の承認を得る必要があるため、仮に米財務省、ByteDance、Oracleが買収契約に同意したとしても、TikTokが米国内でサービス停止となる可能性が払拭されたわけではありません。
 
ホワイトハウスの上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏は、改訂されたTikTok買収契約要項の存在を把握しているものの、トランプ大統領が承認すべきかどうかの精査をまだ終えていないとのことです。
 
アメリカ大統領首席補佐官のマーク・メドウズ氏は現地時間の17日、OracleのTikTok買収計画は根幹にある問題を放置したまま包み直したに過ぎない可能性があり、その場合大統領の承認は得られないだろうとコメントしています。
 
 
Source:Bloomberg
(lexi)

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