キャッシュレス決済の普及に伴い、必要最小限の現金とカードを携帯できるミニ財布が人気です。ただし、薄さやコンパクトさを追い求めるミニ財布も多く、そのような製品はいくつかの要素を犠牲にしています。なかでも犠牲になりやすいポイントは「耐久性」と「収納力」。
そのようなデメリットを防ぐため、実用的な薄さを保ちながらも、耐久性や収納力にもこだわった1枚革のミニ財布が登場しました。それが、moku(モク)から発売の「一枚革のコンパクト財布ICHI(いち)」(1万5400円~ 9月20日現在)です。ちなみに今回のモノはアップデート版。前作と比べ、どこが変わったのでしょうか。
「ICHI」の特徴は3つ。
1つ目はポケットに入れてもかさばらない7mmという薄さ。かさばらないので、パンツのシルエットを崩さずに済みます。
2つ目は、近くのコンビニに出かける時だけでなく、遠出でも安心な収納力。コインと紙幣は各20枚入るよう設計されており、カードは5~7枚入ります。
そして3つ目は厚さ1.5mmの一枚革が生み出す高い耐久性。長い1枚の厚手の革を縫い合わせることによって、破損しづらい丈夫な財布となっています。
薄さと耐久性や収納力を兼ね備えた秘密は設計にあります。カード収納部とコイン収納部が重ならない構造となっており、革同士の重なりは最大でわずか4枚。
通常の財布は、複数枚の革をつなぎ合わせて作られますが、縫製が多くなるため重なる革の枚数が増え、厚みが出る傾向にあります。また、縫製された場所は1本の細い糸で支えようとするため、強度が足りずに破けてしまいがち。一方、1枚革の場合は、糸ではなく革自体の強度で支えるため、薄さを保ちながらも十分な強度を保てるのです。
さらに、前作からの改良点として、革本来の素材感を楽しんでもらうため、あえて裏地を使っていません。裏地を使用しなくても耐久性とデザインを損なわないよう、高品質な皮革だけを材料に用いています。使用しているのは、本場イタリア産の高品質な皮革である「プエブロ」もしくは「ブッテーロ」だけです。
サイズは横110×縦110×厚さ7 mmで、重量はプエブロ製が約65g、ブッテーロ製が約68g。カラーバリエーションはプエブロ製の「ペトローリオ」「ブラック」「キャメル」「ネイビー」「グリージオ」、ブッテーロ製の「バーガンディ」「ブルー」「フォレスタ」「ブラック」の全9種類となっています。なお9月20日現在、1個1万5400円から、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて支援受付中。
改良を重ねた1枚革のこだわりミニ財布。近場の買い出しも遠出の旅行も、持ち歩くのはこれだけでOKとなりそうな頼もしい収納力になっています。
>> Makuake
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/324118/
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