そこでドイツ航空宇宙センター(DLR)が提案するのが多目的の都市型モビリティ車両「U-shift」。ポッドモジュールと組み合わせることでさまざまな用途に対応するというものだ。
目的別のポッドを交換
完全電動のU-shiftはU字型の四輪ベースプラットフォームと、ポッドモジュールから構成され、プラットフォームにポッドを載せて走行するという仕組みだ。
ポイントは用途に合わせてポッドを容易に変更できる点にある。DLRはすでに7人乗りのシャトルモジュールと貨物運搬用のモジュールを試作した。モジュールを用意すれば移動式販売店などさまざまな用途に使える。
将来的には自動運転に
現段階ではあくまでもプロトタイプで、今後は自動運転機能の対応、ユーザーインターフェースの改善などを行い、2024年まで完全自動バージョンを開発することにしている、その際は時速60キロでの走行が可能になるという。
公的機関であるDLRのU-shift開発の目的は、モビリティ分野での方向性を示し、技術やデザイン面での問題を解決することにあり、DLRのアイデアを受け入れて商業化する企業が出てくることが期待される。
(文・Mizoguchi)
- Original:https://techable.jp/archives/138006
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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