株式会社バカンは、羽田空港に近接するスマートシティとして開発が進められている「HANEDA INNOVATION CITY」(以下、HICity)において、IoTによる空き情報可視化サービス「VACAN Throne(バカン・スローン)」を導入。HICityの利用者向けに、トイレや会議室などの空き情報配信を行う。
手軽に導入できる「VACAN Throne」
VACAN Throneでは小型センサーを用いて、トイレや会議室などの空き情報をリアルタイムに可視化する。小型センサーは両面テープでも設置可能となっており、大規模な工事は不要なことがセールスポイントだ。
鹿島建設らの「3D K-Field」と併用
前述のデジタルサイネージにおいては、鹿島建設株式会社が複数社と共同開発したシステム「3D K-Field」も活用。同システムは、作業員・資機材の位置や稼働状況を3次元マップ上で可視化するもので、もともとは建築現場向けに開発された。今回はスマートシティにおける初めての活用例となり、3次元で仮想的に表現したHICity内に空き情報を表示する。これにより、どの場所が空いているかを直感的に把握できるようになった。
HICityでは、空き情報の可視化に対応した施設を増やしていくという。国内外から多くの来客が予想されるスマートシティとして、今後の開発にも期待がかかる。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/138099
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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