米Appleは、App Storeにおけるセキュリティやプライバシー保護の取り組みを紹介するWebページを公開しました。ガイドライン違反のために2019年だけで15万点以上のアプリが削除されていることなどが紹介されています。
トップページ最上部でApp Storeを紹介
Appleは現地時間9月24日、Webサイトトップページ最上部に、App Storeにおける取り組み紹介するページへ誘導するバナーを設置しています。
Appleは、「App Storeは単なるショッピングサイトではありません」として、10年以上にわたって安全で信頼できる環境でアプリを提供してきた実績に加え、プライバシーとセキュリティとコンテンツに関する高い基準で200万点近いアプリを提供していることを多くの数字を挙げて説明しています。
毎週10万点以上のアプリを審査
現在App Storeは、世界175の国・地域で使われている15億台のデバイスに利用されています。
Appleによると、App Storeには毎週10万点以上のアプリの新規公開・アップデートが提出されており、既知のマルウェアに対する検査はすべて自動で行われており、世界各地に500名以上いる審査チームが内容を精査しているそうです。
また、承認されたアプリのうち10,000点以上には、Appleが提供するHealthKit、CareKit、ResearchKitといったヘルスケア技術が活用されています。
ガイドライン違反アプリの削除は年間15万件以上
Appleはユーザー保護の取り組みとして、同社のプライバシーガイドラインに違反したアプリをApp Storeから削除しており、その数は2019年だけで15万点以上にのぼります。
また、App Storeでスパムと認定された6,000万件のユーザーレビューが削除されています。
違法、危険、有害など内容に問題があると判断された100万点以上のアプリを削除したほか、最新のOSに対応するアップデートが行われていない200万点以上のアプリが削除されています。
開発者への支払い累計額は16兆円以上
Appleからアプリ開発者への支払い額は、2008年からの累積で1,550億ドル(約16兆3,390億円)を超えているそうです。
App Storeには、毎週5億人以上のユーザーがアクセスし、掲載されているアプリの85%は無料であり、アプリ掲載のために開発者が負担する費用はありません。
また、アプリダウンロードの50%以上は開発者の居住国以外から行われています。
Source:Apple, MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-315543/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania