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増進堂・受験研究社と近大がVRを活用した特別コンテンツ制作

増進堂・受験研究社は、近畿⼤学と産学連携でVR空間を⽤いた特別コンテンツを制作。Webオープンキャンパスにて配信された。

コロナ対策のプロジェクトの一環

新型コロナウイルス感染症拡⼤に伴い、現在でも多くの⼤学でオンライン授業が実施されているが、授業への「参画感」や「臨場感」の不⾜が課題となっている。そんな中、近畿⼤学も「”オール近⼤”新型コロナウイルス感染症対策⽀援プロジェクト」を推進。

近畿⼤学総合社会学部准教授の岡本健研究室、株式会社テンアップとの産学連携でVR空間を⽤いた授業コンテンツおよびイベントの企画・制作を進めており、今回、同大学のWebオープンキャンパス「CLOSE CAMPUS」でVR空間を使った特別コンテンツの配信に至った。

独自オンラインツールを活用

同プロジェクトでは、株式会社テンアップによって開発・実装が進められている360度画像を利⽤したオンライン授業ツール 「VRschool」 を活⽤。360度カメラで撮影した教室をVR空間に作り、教員や学生の分身となるキャラクターを配置し、学生はキャラクターを通して授業に参加できるというもので、VR空間の教室は360度自由に視角を動かせるため、教室にいる臨場感も味わえる点が特徴。「参画感」や「臨場感」を重視した学習効果が⾼いオンラインコンテンツとなっている。

さらに、現状のように「⾝体的・物理的移動」が制限されている状況の中で、VR空間という物理的な制約の少ない空間だからこそ可能な「観光・地域振興」に貢献するVRコンテンツの制作⽀援も実施していく予定だという。

また、東大もVRを使ったオープンキャンパスが実施。参加者がアバターを操作して、赤門や安田講堂などのバーチャルキャンパスを自由に散策できる「バーチャル東大」がオープンキャンパスの企画の一つとして実施された。さらに、アメリカの大学でもアバターを使った授業が開始するなど、大学でのVRの導入は急速に進められていくことが予想される。

増進堂・受験研究社

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