Twitterは現地時間の9月29日、6月から一部ユーザー向けにテストを開始していた音声ツイート機能を、より多くのiOSユーザーへと解放した、と発表しました。アクセシビリティにも重点を置いており、文字起こし機能も開発中であるとのことです。
音声投稿機能は当初アクセシビリティ推奨団体から批判
今年6月に開発が伝えられたTwitterの音声投稿機能ですが、より多くのiOSユーザーが利用可能になったとの発表がありました。Twitterは、これまでに寄せられたフィードバックを真摯に受け取り、音声ツイートに文字起こしを追加することも約束しています。
We’re rolling out voice Tweets to more of you on iOS so we can keep learning about how people use audio.
Since introducing the feature in June, we've taken your feedback seriously and are working to have transcription available to make voice Tweets more accessible. (1/2)
— Twitter Support (@TwitterSupport) September 29, 2020
Twitterの音声ツイート機能はアクセシビリティ推奨団体から酷評されたと、Twitterのチーフ・デザインオフィサーのダントリー・デイビス氏は先週インタビューの中で明かしました。
現在では、新機能はアクセシビリティとともに開発を進めているとのことで、今後は新しい機能を考える段階からアクセシビリティを念頭に置くようプロセスを変更した、ともデイビス氏は語っています。
視覚障害を持つiPhoneユーザーの文字入力の速さに驚嘆
7月末、クリスティ・ヴィアスさんが、自分が普段どのようにiPhoneの点字キーボードを使ってTwitterを利用しているかをTwitterに動画で投稿したところ、その速さに大きな反響が寄せられました。
ヴィアスさんはiPhoneのアクセシビリティ機能のひとつであるVoiceOverのローターを点字画面入力に設定し、キーボード入力を行っていただけで、特別なプログラムを使用していたわけではありません。
この動画を受け、Appleのアクセシビリティ機能の責任者であるサラ・へリンガー氏が「アクセシビリティ機能は人権である」とインタビューで答えるなど、テクノロジーのアクセシビリティ向上への関心は昨今さらに高まっていると言えます。
Source:AppleInsider
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-316363/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania