心拍数測定は将来的にスマートウォッチの特権ではなくなるかも知れません。Xiaomiがスマートフォンのカメラレンズ越しに心拍数(心臓が1分間に鼓動を打つ回数)を測る技術を開発しました。
フラッシュライトの反射光をAIが測定
スマートウォッチは一般的に、LEDライトと受光センサー(感光性フォトダイオード)で心拍数を測定します。例えばApple Watchの場合、血液が赤色光を反射して緑色光を吸収するメカニズムを利用し、毎秒数百回の緑色LEDライトを手首に照射、反射光を解析することで正確な心拍数を算出します。
この仕組みをスマートフォンでも再現しようとしているのが、世界スマートフォン市場シェアで4位につけるXiaomiです。Xiaomiは9月29日、スマートフォンの背面で心拍数を測定する技術を公開しました。ユーザーはスマートフォンのカメラ上に指を乗せると、フラッシュライトが高速点滅し、反射光に基づいてAIが心拍数を算出します。
精度は不明ですが、心拍数測定のためにスマートウォッチを購入するまでには至らないと考えていた消費者にとっては朗報でしょう。この機能をスマートフォンに搭載した企業は、現時点ではXiaomiのみではあるものの、ヘルスケア市場の拡大に伴って、将来的には様々なメーカーが採用する可能性もあります。唯一心配なのは、カメラレンズが指紋で汚れることくらいでしょうか。
Source:鳳凰網科技,XDA-Developers
(kihachi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania