現地時間2020年10月1日に米国特許商標庁(USPTO)で公開された情報から、Appleが、折りたたみiPhoneのディスプレイに傷がついても自己修復される、セルフリペア機能の搭載を研究していることが確認されました。
公開された特許の内容
USPTOで公開された特許は、「フレキシブルカバー層を搭載した電子デバイス」という題名で、折りたたみデバイスにおいてディスプレイの傷を最小限に抑える方法と、傷がついても自己修復するセルフリペア機能に関する説明が記されています。
特許には、「本体を曲げるためのヒンジがついている場合がある」「ディスプレイは(フレキシブル、柔軟な構造で)損傷することなく曲る」と、搭載デバイスを示唆する内容も含まれています。
折りたたみディスプレイには、エラストマーで構成されたセルフリペア機能を実現するための層が設けられるようです。エラストマーのセルフリペア層は、低反発マット、低反発フォームのように柔軟で伸縮性があり、熱や光などに反応し傷がついて凹んだ部分が自己修復されるとテック系メディアiMoreが解説しています。
折りたたみディスプレイのサンプルをSamsungが提供?
Apple製の折りたたみデバイスについて、Galaxy Foldタイプの折りたたみiPhone用ディスプレイのサンプル供給をSamsungに要求した、折りたたみiPhoneは2つの別々のディスプレイを隣同士つなげたデバイスになるなどの複数の噂が伝えられています。
折りたたみディスプレイに関する特許を取得していることから、同社が折りたたみデバイスを研究していることは間違いなさそうですが、それがいつ実現するかは不明です。
Source:USPTO via iMore, Patently Apple
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-316786/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania