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スマホが充電できるベルキン初のスマートスピーカーはGoogleアシスタント対応!

ベルキンは10月23日に、「SOUNDFORM ELITE Hi-Fi スマートスピーカー」をはじめとする、オーディオ関連の3製品を発売。同機の音質を確認できる体験会も、10月2日から4日にかけて、二子玉川 蔦谷家電にて開催されています。

 

■特徴はやっぱり高音質

「SOUNDFORM ELITE Hi-Fi スマートスピーカー」は、今年1月に米ラスベガスで開催された「CES 2020」で発表された同社初のスマートスピーカー製品です。当初、日本での販売についてはアナウンスされていませんでしたが、今回10月23日に国内で発売することが明らかにされました。

▲「SOUNDFORM ELITE Hi-Fi スマートスピーカー」。カラーはブラックとホワイトの2種類

価格は4万2550円(税別、以下同)。スマートスピーカーとしては高価な部類ですが、音質の高さで類似製品との差別化を図ります。音響技術に関しては、フランスのオーディオメーカーである「Devialet(デビアレ)」と協業。

仕様については、フルレンジドライバーサイズが35mmで、最大音量が90dB SPL。さらに左右に搭載したデュアルウーファーにより、クリアな低音域の再現が可能となっている点が特徴です。

例えば、20〜25畳あるような広めのリビングや事務所でも、これ1台で満足できるという人は多いでしょう。

▲スピーカー上部にワイヤレス充電対応のスマートフォンを置くと、充電できる

なお、スピーカー上部には、スマートフォンを設置できる窪みが設けられており、この部分にスマートフォンを置くことで10W出力のワイヤレス充電(Qi)が利用可能。周辺機器メーカーとしてのノウハウを生かしたユニークな特徴です。

 

■「OK Google」で操作できる

同製品は、Googleアシスタントに対応。「OK Google」のボイスコマンドを用いて、音楽の再生はもちろん、検索やGoogleホームアプリ経由で連携したIoT機器のコントロールも行えます。

また、Googleアシスタント対応のスマートスピーカーとのペアリングが可能です。すでにスマートスピーカーを所持している場合にも、複数台からの同時再生にも対応させられるという点がメリット。特に、リビングなど音質にこだわりたい部屋での追加設置は検討の価値アリです。

「Googleアシスタント対応のスマートスピーカーはすでに使っているけれど、音質に不満」という場合には、ぜひチェックしてみましょう。

▲音量調整などはボタン操作でも行える

ちなみに、本体前面にはボタンも配置されており、音量調整などの操作は、音声コマンドだけでなくボタン操作でも行えます。

また、スマートフォンやPCに接続し、Bluetoothスピーカーのように転送した楽曲を再生する用途でも利用可能です。

 

■完全ワイヤレスイヤホンも同時発売

そのほか、「SOUNDFORM 完全ワイヤレスイヤホン」と、「BOOST↑ CHARGE ワイヤレス充電スタンド付き Bluetooth スピーカー」の2製品も10月23日に発売されます。

▲「SOUNDFORM 完全ワイヤレスイヤホン」

SOUNDFORM 完全ワイヤレスイヤホンは、5時間の連続再生が可能で、IPX5の防滴性能を備えます。価格は5680円。

▲「BOOST↑ CHARGE ワイヤレス充電スタンド付き Bluetooth スピーカー」

「BOOST↑ CHARGE ワイヤレス充電スタンド付き Bluetooth スピーカー」は、その名の通り、最大10Wでスマートフォンをワイヤレス充電しながら、楽曲や通話音声を再生できます。価格は6599円。

なお、「SOUNDFORM ELITE Hi-Fi スマートスピーカー」がスピーカーをベースにワイヤレス充電器が備わっている製品だとすると。「BOOST↑ CHARGE ワイヤレス充電スタンド付き Bluetooth スピーカー」は、ワイヤレス充電器をベースにスピーカーを備えたようなイメージです。

 

■体験会は二子玉川の蔦谷家電2Fにて

発売は10月23日ですが、10月2日〜4日にかけて、二子玉川蔦谷家電の2階にあるイベントスペースE-room2にてSOUNDFORM ELITE Hi-Fi スマートスピーカーの体験会が実施されています。

実施時間は11:00〜17:00。同製品の音質を確かめたい場合には、ぜひ訪れてみましょう。また、「SOUNDFORM 完全ワイヤレスイヤホン」と「BOOST↑ CHARGE ワイヤレス充電スタンド付き Bluetooth スピーカー」も展示されています。

▲体験会場の様子

▲体験会場では、ベルキンのスマートスピーカーが設置されており、実際に音源を再生している様子を確認できる

 

■オーディオジャンルを今後広げていく

10月2日の体験会では、ベルキンのナショナルセールスマネージャーである石井 靖人氏がいらっしゃったので、同氏に製品背景について尋ねました。

▲ベルキン、ナショナルセールスマネージャーの石井 靖人氏

「実は、ベルキンとしてオーディオのマーケットに出て行きたい気持ちは10年くらい前からありました。ただし、モバイル機器のアクセサリーメーカーでしたので、協業や新ブランドの設立などの方法をいろいろと検討してきたのです。今回は、まず第一弾として、ご縁があったデビアレさんと協業したスマートスピーカーでスタートしたかたち。今後オーディオのレンジはかなり広げていきます」

また、今回のスマートスピーカーはGoogleアシスタント対応製品でしたが、Amazon AlexaやSiriをサポートする製品も今後登場する予定とのこと。

「CESでも発表していたのですが、まずGoogleアシスタント版を出して、この後にAlexaとAirPlayに対応した次のバージョンも出す予定です。日本での発表・発売時期は未定ですが、米国ではこの年末くらいになるのではないかと思います」

▲確かに、USのベルキンのサイトには、「work with alexa」と「work with Apple AirPlay」の表記が見られる

*  *  *

ベルキンのスマートスピーカーは、スマートフォンの充電器としても使え、音質にもこだわる部分がユニーク。想定利用用途としてオーディオ機器の比重が高い人にとっては、魅力的な選択肢になるのではないでしょうか。

>> ベルキン

<取材・文/井上 晃

井上 晃|スマートフォンやタブレットを軸に、最新ガジェットやITサービスについて取材。Webメディアや雑誌に、速報、レビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter

 

 

 

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