暗号通貨取引所のCoinbase(コインベース)が、Coinbaseアカウントから資金を引き出す方法を追加した。互換性のあるデビットカードを口座に追加しておけば、ほぼ瞬時にUSD、EUR、GBPを銀行口座に送金することができるようになる。
主な欠点は手数料がかかること。米国では1.5%、少額の取引であれば最低0.55ドルを差し引く。英国とヨーロッパでは、それぞれ2%の手数料、または最低でも0.45ポンド/0.52ユーロを差し引く。
そのほか、互換性のあるデビットカードを持っている必要があり、すべてのデビットカードが送金に対応しているわけではない。英国とヨーロッパではでは、Visa Fast Fundsに対応したVisaカードが必要で、米国ではそれに加えてMastercard Sendに対応したMastercardカードも利用できる。
利用している銀行やカード発行会社がこれらの機能をサポートしているかどうかを知るのは難しいので、とりあえずCoinbaseにカードを追加して、使えるかどうかをチェックするのは手っ取り早いだろう。
Coinbaseはほかの出金方法を制限しているわけではない。例えば、ヨーロッパでより安く資金を引き出す方法を探している場合、SEPAの銀行送金は1回の送金につき0.15ユーロだ。ユーザーが口座を持っている銀行が対応していれば、即時のSEPA送金をサポートしている。
また、PayPalアカウントとCoinbaseアカウントをリンクさせることもできる。数秒以内にPayPal口座に送金が完了し、Coinbase側の手数料は一切かからない。
このように銀行口座からCoinbase口座への資金移動にはさまざまな方法が用意されている。その中には、他の方法に比べて時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもある。暗号通貨と暗号通貨の取引は、トークンを送るのに必要なのは受取人のウォレットアドレスだけなので、それに比べれば少しシンプルだ。
カテゴリー:ブロックチェーン
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(翻訳:TechCrunch Japan)