現地時間の9月3日、Appleが今年2月に出願していたiOSの「計測」アプリの特許が、それぞれ米国特許商標庁とドイツ特許商標庁から承認がおりたことが明らかになりました。
ウェアラブルデバイスを計測に使用するとの表記が確認
「計測」アプリで、iPhone、iPad、iPod touch のカメラを使って、実際にあるものの大きさを測ることができます。
Appleの特許出願には、「電子デバイスを使ったより効率性が高く、改善された計測技術が必要である」と記されています。「スマートフォンや、スマートウォッチやスマートグラスなどのウェアラブルデバイスなどカメラを搭載した電子デバイスで、自動で実環境の情報を収集・生成し、素早くかつ効率的に物理的な空間または物体の寸法と合わせる」、との記載もあります。
スマートウォッチやスマートグラスを計測に使用するという説明文は、ドイツ特許商標庁に提出された特許出願のみに記されており、意味深である、とAppleの特許に詳しいPatently Appleはコメントしています。
「計測」アプリの使い方
まず、デバイスのソフトウェアが最新版になっているか確認してください。「計測」アプリは以下のデバイスで使用できます。
- iPhone SE(第1世代以降)およびiPhone6s以降
- iPad(第5世代以降)およびiPad Pro
- iPod touch(第7世代)
計測作業は、必ず明るい場所で行います。
1つの値を計測する方法
- 「計測」アプリを開いて、画面の案内に従ってデバイスを動かします。計測している物体と、その物体が置いてある表面の基準となる枠をデバイスが検知します。円の中に丸印が表示されるまで、デバイスを動かし続けます。
- デバイスを動かして、丸印を計測の開始位置の上に合わせたら追加ボタン[+]をタップします。
- デバイスをゆっくりと動かし、丸印を計測の終了位置まで導いたら、追加ボタン[+]をもう一度タップします。
計測した後で、開始位置と終了位置を調整できます。点を長押しして、そのまま目的の位置までドラッグします。点を移動するに従い、計測値が変化します。
複数の値を計測する方法
- 1つ目の値を計測した後で、デバイスを動かして、物体の上または近くの別の場所に丸印を合わせます。
- 追加ボタン[+]をタップして、2つ目の計測を始め、デバイスを動かして、計測済みのライン上のどこかに丸印を合わせます。
- 追加ボタン[+]をもう一度タップすれば、2つ目の計測値が表示されます。
- 上記の手順を繰り返し、好きなだけ値を計測できます。
取り消しボタンをタップすると、最後に計測した値が削除されます。また、「消去」をタップすると、最初からやり直せます。
Source:米国特許商標庁, ドイツ特許商標庁 via Patently Apple, Apple
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-317691/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania