SpaceXは、Starlinkブロードバンドインターネット衛星60機の打ち上げに成功した。ロケットは、米国東部夏時間10月6日午前7時29分(日本時間10日6日午後8時29分)、フロリダのケネディ宇宙センターから発射された。これまで2回は天候で、1回はセンサーの異常値で打ち上げが延期されていたが、今回は12回目のStarlinkミッションであり、これで700機以上のStarlink衛星が打ち上げられたことになる。
このミッションでは、SpaceX初の人間のクルーとなったNASAの宇宙飛行士のBob Behnken(ボブ・ベーンケン)氏とDoug Hurley(ダグ・ハーリー)氏を乗せたCrew Dragon Demo-2(クルー・ドラゴン・デモ2)号の打ち上げを含む、2つのミッションで飛行したFalcon 9のブースターが再利用された。SpaceXは、このミッションのために海上のドローン船「Of Course I Still Love You」に制御された着陸でブースターを回収することにも成功している。異なる回収船を使ったフェアリングの回収も試みられたが、半分のうちの1つは計画どおりに船に捕まり、2つ目は失敗して海に落ちた。SpaceXはその部分の回収も今後試みる予定だ。
SpaceXは現在、Starlinkのプライベートベータテストを行っており、レイテンシーと接続の最適化を進めている。同社によると、非常に低いレイテンシーでも下り最大100Mbpsの速度を達成しているという。同社は、今年後半からベータサービスを一般公開する予定だ。
ロケットの打ち上げから約1時間後、Starlink衛星の配備も計画通りに進んだ。
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画像クレジット:SpaceX
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(翻訳:TechCrunch Japan)