Appleが、MacBookのボトムケースにディスプレイを搭載し、そこに仮想キーボードを搭載することを研究していることが、米国特許商標庁(USPTO)で公開された特許から明らかになりました。Appleは、トップケースとボトムケース両方にディスプレイを搭載したMacBookの実現に繋がる特許を取得していることも確認されています。
特許の内容
現地時間2020年10月6日に、AppleがUSPTOから取得した特許は、「電子デバイスに組み込み可能な、力を検知する入力装置の構造」というものです。
この特許には、ボトムケースのディスプレイに仮想キーボードやトラックパッドが表示され、それらはユーザーが指で押し下げた際の力を検知し、「キーが押された」と判別するための機構・構造が記されています。
仮想キーボードは静電容量方式で、ユーザーの押し下げ力(図表中『F』の力)が一定値を超えた場合に「入力された」と認識するように設計されています。
似たような複数の特許を申請取得
Appleは、「動的に変化するトラックパッドを備えた、イルミネーション付き筐体」という名称の特許を現地時間2020年8月4日に取得済みで、この特許にもMacBookのボトムケースを状況に応じて仮想キーボードやトラックパッドに用いる方法が記されています。
バタフライキーボードに変わる薄型キーボード実現が目的?
これらの仮想キーボードに関する特許は、不具合が解決できないことから採用製品が無くなった、バタフライキーボードの代替となる薄型キーボード研究の一環かもしれないと、AppleInsiderは予想しています。
Source:USPTO via AppleInsider
Photo:YANKO DESIGN
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-317746/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania