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配膳ロボット「PANUT」、ワタミの新ブランド「焼肉の和民」へ導入!

POS、セルフオーダーシステムの企画・開発を行う株式会社日本システムプロジェクトは、2019年11月にAI搭載配膳ロボット「PEANUT」を開発する中国のKeenon Robotics株式会社とパートナーシップ契約を締結し、日本市場への独占販売権を得た。

同社はこのたび、ワタミ株式会社の新たな基幹事業・新ブランドとして2020年10月5日にオープンする「焼肉の和民」の1号店「大鳥居店」(東京都大田区)と「横浜西口鶴屋町駅前店」(横浜市西区)へ「PEANUT」を導入する。

これまでセルフレジやセルフオーダーシステムを提供し、飲食店の省人化などに貢献してきた同社が、自動配膳ロボットという新たなソリューションで飲食店の省人化や業務効率化、非接触化に挑む。

配膳・下げ膳・音声案内も

「PEANUT」は、中国をはじめアジア、アメリカなど世界中で6,000台以上が活躍中。

日本では、2020年1月に開催された「~ミートフードEXPO~焼肉ビジネスフェア2020」にて体験デモンストレーションを実施したり、7月に「居酒家 土間土間 赤坂店」での実証実験を実施したりしてきた。

「PEANUT」は、店のマッピングデータと複数のセンサーで自律的に判断し、自動で配膳することができる。搭載されたタッチパネルにより、複数のテーブルへの配膳を簡単に指示できるのも特徴だ。テーブルに着くと音声で案内し、客が商品を受け取ったことを認識すると次のテーブルへと移動する。

もちろん下げ膳にも対応。下げたい食器を載せて手をかざすだけでキッチンへ戻っていく。走行時はマルチセンサーにより人や障害物にぶつかることはないという。なお、走行速度は変更可能とのこと。

時代が求める配膳ロボット

このような機能を有する「PEANUT」は、店舗の省人化や業務効率化に貢献し、ニューノーマル時代の非接触サービスを実現しつつエンターテイメント性も備えたソリューションといえるだろう。

新型コロナウイルスの影響でサービスのあり方を考える必要に迫られた飲食業界だが、以前からの人手不足問題も解決していない。そんななか、サービス面と人的リソース面の課題を一気に解決できそうなのが配膳ロボットの存在のようだ。

実際に2020年8月には「幸楽苑」で自動配膳ロボット「K-1号」の、9月には横浜中華街の「招福門」で自動配膳ロボット「T5」の実証実験が行われている。なかでも9月に「すし銚子丸」が試験導入した自律歩行型AIロボット「サービスショット」は、11月より新たに2機種のラインナップ拡充を発表。

このような流れから、飲食業界で配膳ロボットの需要が高まっていることがうかがえる。近い将来、飲食店での配膳はロボットというのが当たり前になるかもしれない。

PR TIMES

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