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YouTube Premium加入者対象にiOSホーム画面でのビデオ視聴をテスト中

YouTube(ユーチューブ)は長い間、新しい機能や製品を一般に開放する前に、ユーザーにテストする機会を提供してきた。ただ最近の変更で、YouTubeによる一連の最新の実験は、YouTubeサービスのPremium(プレミアム)加入者に限定されている。現在、有料サービスの加入者だけがいくつかの新製品機能をテストできる。iOSユーザーがホーム画面で直接YouTubeビデオを視聴できるようにする機能などが含まれる。

明確にしておきたいが、これはiOS14でアプリ開発者が利用できるようになった「ピクチャーインピクチャー」オプションと同じではない。YouTubeによると、YouTubeのホームページをスクロールするユーザーは、この機能によりフィードをスクロールしている間にサウンドをオンにしたまま動画を見ることができる。

他の2つの実験は検索に関連している。1つは、検索したトピックを、スペイン語、フランス語、ポルトガル語など様々な言語でフィルタリングできる。もう1つは、Chromeウェブブラウザー上で動画検索する際、音声が使える。

画像クレジット:YouTube

ただし、これらのテストはいずれも非常に長くなることはない。たとえば、3つの新しい実験のうち2つは2020年10月20日に終了する。もう1つは10月27日に終わる。現時点ですべて数週間しか公開されていない。

YouTubeは過去数年間、すべてのユーザーに「TestTube」と呼ばれる専用サイトで開発中の新機能を開放していたghacks.net記事)。ただし最近では、YouTube.com/newのウェブサイトを使用して、関心のあるユーザーを一般公開前の機能に誘導するようになった。例えば、YouTubeが2017年にデザインを改めたとき、ユーザーは同じウェブサイトにアクセスしてリリース前にプレビューへオプトインすることができた。

このサイトは現在、ほかの期間限定テストの宣伝に使用されている。

YouTubeによると、機能テストのオプションは数週間前にYouTubeアプリ内でプレミアム加入者にわかるよう表示された。また、YouTubeがプレミアムサービスに関連付けた実験プログラムを実行するのは初めてだという。

同社は正式に発表していないが、XDA DevelopersAndroid Centralなど、いくつかのブログで機能追加が確認された。

ただし、androidcentralなどの一部報道とは異なり、YouTubeの意図は有料チャンネル登録者以外には一切閉ざしてしまういうことではないようだ。実際、同社のヘルプドキュメントには、この制限は「いくつかの」テストにのみ適用されると記載されている。

またYouTubeはTechCrunchに対して、そのサイトで紹介されているテストは、YouTube全体で実行されているテスト全体から見れば「少数派」にすぎないことを明らかにした。同社が実施している幅広い製品実験のすべてがそうだというわけではないということだ。

さらに、プレミアム以外のユーザーは、他のYouTubeの「調査研究」に参加する追加の機会について、通知を受けるよう登録することができる。このオプションはYouTube.com/newページの下部に表示される。

YouTubeによると新しい実験の目標は2つある。製品チームがさまざまな機能に関するフィードバックを受け取ることができること、プレミアム加入者が希望するなら早期テスターとなることができることだ。

参加を選択したプレミアムユーザーは、新機能を個別にオプトインおよびオプトアウトできるが、一度に試すことができるのは1つの実験のみだ。

一般の人々に先んじて機能や製品を試せるとなれば、それがある程度の影響力となって、より多くのYouTubeユーザーをプレミアムサービス加入に引き付ける可能性がある。これは新たなメンバーシップ特典と考えられるのではないか。広告なしの動画、ダウンロード、バックグラウンド再生など、ベースラインのプレミアム機能に加わる特別なものになり得る。

現在月間20億人以上のユーザーがいるYouTubeは、今年初めに少なくとも2000万人のユーザーを有料サブスクリプションサービス(YouTube Premium、YouTube Music)に転換したと語った。App Annieのデータによると、2020年第3四半期の時点で、YouTubeはiOSとAndroid全体で消費者支出で世界第3位のアプリだった。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTube

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:MIzoguchi

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