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Microsoft Edgeが価格比較エンジンを搭載、Chromiumベースの独自ブラウザ化目指す

いまやEdgeブラウザーが安定バージョンになったMicrosoft(マイクロソフト)は、そのChromiumベースのブラウザーを競合製品から差別化する機能を作ることに力を注いでいる。

間もなくホリデーシーズンを迎えるため、同社が発表した新しい機能の1つが価格比較ツールあることは意外でないかもしれない。このツールはEdgeのブックマーキングサービス「Collections」の一部になる。目新しい機能ではないが、同社が機能を増やそうとしているのはいいことだ。今年はどんなホリデーシーズンになるのか予測もつかないが。

Edgeに搭載されるそのほかの新しい機能としては、CollectionsとPinterestの統合の一般的な可利用性、ウェブのコンテンツを捉える新しいスクリーンショットツール、PDFサポートの改良、テレビの番組などのストリーミングを離れた友だちと同期して見てブラウザーのサイドバーでチャットもできるTelepartyエクステンションのアップデートなどだ。

さらに、同社のMeet Nowサービスを統合して友達や家族や同僚とビデオミーティングができる。このビデオチャットの参加人数は最大50名で、画面の共有やミーティングの録画ができる。この機能は最初はEdgeのみの対応となるが、数週間後にウェブ上のOutlookやWindows 10のタスクバーからも使えるようになる。

決して新機能が少ないわけではないが、でも今回のハイライトはなんといっても価格比較エンジンだ。マイクロソフトのブラウザと検索ツール部門のプロダクトマネージャーを務めるDivya Kumar(ディバイヤ・クマール)氏は、「Collectionsは仕事や勉強のための便利な情報収集ツールだと思っていましたが、実はショッピングのために使う人がとても多いことがわかりました。そこで、Collectionsにもっといろんな情報があれば、いろんな人にとって便利だとひらめいたのです。そしてこの発想から、次にやることが決まりました」と語る。

Edgeは、Microsoft Bingの既存の価格比較エンジンとの接続を通じて、おそらくAmazonやBest Buyからユーザーが製品のサイトを保存していることを知り、価格を比較するオプションをブラウザーの右のツールバーに表示する。そこでチームにとって次の論理的なステップは、価格が変わったら通知することだ。同氏によると、それはすでにそのほかの機能とともにロードマップにあるが、そのほかの機能についてはまだ何も話せないそうだ。なお、Collectionsのリンクからユーザーが何かを買っても、マイクロソフトはアフィリエイト料金を請求しない。

ショッピングといえば、キャッシュバックプログラムのBing Rebatesがベータを終えてローンチした(その前に類似のプログラムを閉鎖した)。このプログラムには、WalmartやExpedia、Walgreens、Nvidiaなどが参加しているが、NVIDIAのキャッシュバック率は0.5%と小さい。一部の人にとっては、これがBingを使う理由になるかもしれないが、そのためにはMicrosoft Rewardsに会員登録しなければならない。

クマール氏は「Rebatesは私たちが提供しようとしているショッピングのストーリーの素晴らしい部分です。ブラウザーの中で、よりスマートなショッピング体験ができるはずです」と説明する。

また、Give with Bingプログラムの会員になると、慈善団体などにMicrosoft Rewardsのポイントで寄付できる。年末までは、ギフトにもポイントが付いていた。これが可能な国は、米国、英国、カナダ、オーストラリア、フランス、イタリア、ドイツ、そしてスペインだ。

ウェブで仕事をしていて、1日中スクリーンショットを取っている私のような人間にとっては、スクリーンショットツールのアップデートがありがたい。Edgeは以前からスクリーンショット機能は便利だったが、これまでは画面にあるものをコピーできるだけだった。今度からは、画面に表示されていなくてもページ全体をコピーでき、Edgeから直接保存や共有ができる。

iOSのユーザーでEdgeに切り換えた人や、切り換えを検討している人への朗報としては、iOS 14からのApple(アップル)の措置として、Edgeをデフォルトのブラウザーに指定できる。

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:Edge、マイクロソフト

画像クレジット: Microsoft

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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