Apple製品のリーク情報を的中させているジョン・プロッサー氏によれば、iPhone12に120Hzリフレッシュレートディスプレイが搭載されなかった理由は、消費電力の問題で5G対応とどちらか一方しか選択できない状況で、5G対応が優先されたからとのことです。
消費者に与える印象とバッテリー消費量が影響
プロッサー氏は、120Hzリフレッシュレートディスプレイを搭載したiPhone12 Pro Maxのものとする生産検証試験(PVT:Product Validation Test)段階のデバイスも示し、Appleが同ディスプレイ搭載を検討していることを伝えていました。
最終的に、iPhone12に120Hzリフレッシュレートディスプレイが搭載される可能性は無くなったようですが、その理由は、同ディスプレイと5G対応、消費電力の増加をもたらす2つの新機能のうちどちらか一方を選択する必要性が生じた際に、5G対応が優先されたのが理由とのことです。
5G is *much* easier to market. Yes, nerds will love 120hz, but the average customer doesn’t care.
It’s much easier to market “your phone is faster because 5G” than explain display refresh rate.
120hz next year for sure.
— Jon Prosser (@jon_prosser) October 11, 2020
プロッサー氏は、120Hzリフレッシュレートディスプレイ搭載よりも、「高速通信が可能な5G対応」のほうが消費者に与える効果も大きいと述べています。
米オンラインマーケットSellCellが行った購入意識調査でも、iPhone12の購入を検討する理由の1位には、「5G対応」があげられています。
iPhone13(仮称:2021年モデル)で実現か
iPhone12シリーズはバッテリー容量増加が期待できないとの情報もあります。5Gモデムも低消費電力が期待されるQualcomm Snapdragon X60ではなくX55が選択されたとの情報もあるだけに、現行ディスプレイ技術のままで120Hzリフレッシュレートと5G対応を、実用上十分なバッテリー駆動時間で実現するのは無理だったようです。
iPhone13(2021年モデル)には120Hzリフレッシュレートディスプレイが搭載されると予想されています。同モデルは、低消費電力のLTPO(Low Temperature Polycrystalline Oxide:低温多結晶酸化物)ディスプレイ採用によってバッテリー消費量を抑え、5G対応との両立が図られる見通しです。
Source:Jon Prosser/Twitter
Photo:EverythingApplePro EAP/YouTube
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-319407/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania