eコマースの売り手が自分のストアに複数の配送業者を加えことのできるロジスティクスのスタートアップEasyshipが、Shopify Plusのテクノロジーパートナー事業に参加したことを発表した。同社は香港とニューヨークに本社がある。共同創業者のTommaso Tamburnotti(トムマソ・タンブルノッティ)氏によると、EasyshipはShopifyの大企業や大量販売企業のためのeコマースサービスであるShopify Plusで唯一のアジアの配送企業だという。
Easyshipは2015年に、東南アジアのeコマース大手Lazadaにいたタンブルノッティ氏とAugustin Ceyrac(オーガスティン・セイラック)氏そして銀行家のPaul Lugagne Delpon(ポール・ルガーニュ・デルポン)氏が創業した。現在、Easyshipのプラットフォームには、UPSやFedEx、DHLなど250以上の配送オプションがあり、事前に交渉した割引料金、税金や関税などの作業の自動化などが用意されている。Easyshipによると、これまでに10万以上のクライアントにサービスを提供してきた。
OECD(経済協力開発機構)の報告書によると、新型コロナウイルスのパンデミックの間に国際郵便小包の発送量は増加し、特に電気機械や医薬品、機械器具、付属品などが増えた。それと同時に、税関や移動規制、航空交通量の減少は国境を越えた販売者にとって新たな課題を生み出している。
タンブルノッティ氏によると、新型コロナは「物流業界に大打撃」を与え、中国でのメーカーの操業停止を皮切りに、多くのeコマース消費者ブランドに遅延をもたらしたという。
しかし中国の工場が再開してからは生産が急増し、全世界のeコマースの注文は約80%増加したとう。一般的に小包を運ぶ商業旅客便の数が減少したことで、配達までの待ち時間が長くなり、宅配便の料金が増加した。
Easyshipは香港とニューヨークに本社を置くほか、シンガポール、ロンドン、オーストラリアにもオフィスを構えており、タンブルノッティ氏は「真のグローバル企業であることは、世界中の顧客に配送ソリューションを提供することに役立っています」と述べている。
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タグ:Easyship、Shopify、eコマース、物流
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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa)