株式会社朝日新聞社(以下、朝日新聞社)のメディアラボにおける研究チームは、自動要約生成API「TSUNA」を開発。このAPIは同社内で既に実用化されていたもので、今回は外部向けの提供が本格的にスタートしている。
機械学習を用いて多彩なスタイルの要約を可能に
そのメディアラボが開発した「TSUNA」のネーミングは、「Text SUmmarizatioN Application」に由来。入力された記事本文を機械学習によって要約し、見出しや要約文を生成する。
現在は6種類の要約スタイルを用意しており、たとえば「速報テロップ向け短文スタイル」を指定した場合、「だ・である調」でニュースの要点をまとめた約50文字の短文を生成。また、「モバイルニュースアプリ向け見出しスタイル」は、体言止めを用いた約13文字の見出しを生成するという。
また、「TSUNA」では1回の要約ごとに複数の要約案を生成するため、利用者は目的に適したものを選べる。利用料金などの詳細はWebサイトにてチェック可能。
具体的な活用事例は?
「Twico」の導入前に比べてツイートの投稿数が3割ほど増え、朝日新聞社のニュースサイト「朝日新聞デジタル」への流入増加に寄与しているとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/139579
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ