Appleが発表したHomePod miniはその価格とサイズからHomePodの廉価版として位置付けられることもありそうですが、実際は最新の技術が盛り込まれており、単なる廉価版にとどまらない存在となっています。
スレッドネットワーキングテクノロジー
HomePod miniはAppleが発表したように、Apple製品で初めてスレッドネットワーキングテクノロジーに対応しました。この技術はIoTデバイスを接続するための低消費電力なIPベースのネットワーキングテクノロジーであり、デバイスのエコシステムを簡単に構築できる安全なメッシュベースのシステムを提供できるものとされます。
またスレッドネットワーキングテクノロジーを用いれば、Siri、Alexa、Googleアシスタントなどの複数のエコシステムと互換性のあるデバイスのネットワークを簡単に構築できるとされます。ただ現時点でHomePod miniがスレッドネットワーキングテクノロジーを用いて接続できるデバイスはHomeKit対応のスレッド規格対応製品のみであり、他社スマートスピーカー、他社対応製品との互換は(実現するとしても)まだまだ先の話と考えていいでしょう。
そのため現在スレッドネットワークテクノロジーを採用したメリットは低消費電力がメインになるのでしょう。今後、Apple(さらにはAmazon、Google)がスマートホーム、スマートスピーカー戦略をどのように展開していくのかによってHomePod miniのスレッドネットワーキングテクノロジーが他社プラットフォーム対応デバイスにも解放されていくのかもしれません。
Source:MacRumors
(KAZ)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania