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サプライヤーは来年前半も売上勢い見込む〜iPhone発売時期やリモートワーク理由

Apple iPhone12
 
iPhone12シリーズは例年よりも発売が1カ月遅れとなりますが、おかげで出荷台数の勢いが2021年になっても見込めるため、リモートワークによるiPadやMacBookの需要高と合わせ、サプライヤーには売上面で追い風が吹いている状態です。

例年より遅いiPhone発売

iPhoneは近年、基本的には9月発売が“お約束”でした。しかし今年に限っては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で開発や生産が遅れ、発売が10月末(10月23日、iPhone12 mini/Pro Maxは11月13日)まで後ズレしています。
 
しかし、これによって新iPhoneの売上ピークが11月〜12月となるほか、iPhone12 mini/Pro Maxは11月半ばからの出荷となるため、サプライヤーにとっては向こう数カ月は売上が期待できるようです。iPhone SE(第2世代)が3月にリリースされた際も、サプライヤーは在庫の調整や繁忙期と閑散期のバランス調整ができるために歓迎していることが報じられていました。

リモート特需も後押し

またニュースサイトDigiTimesによると、Pegatron傘下でiPhoneやiPad、MacBookの筐体を手掛ける企業Casetekは、リモートワークやリモート授業といった生活の変化で今年は“特需”が到来しており、2021年前半まではこの勢いが続くのではないか、と見込んでいるそうです。事実、iPadシリーズの年間出荷台数は、リモート特需を受けて前年比で+20%超えとなることが予想されています。
 
なお、iPhone12シリーズは年内までに8,000万台が生産されると見込まれていますが、このうち30%をPegatron、60%をFoxconnが担当します。PegatronはiPhone12 miniを中心に量産を手掛けます。
 
 
Source:DigiTimes
(kihachi)
 
 

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