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ソフトバンクグループ、北海道でメガソーラー発電所の運転を開始

メガソーラー
 
ソフトバンクグループのSBエナジーは10月16日、三菱UFJリースと共同で、日本最大級の蓄電池併設型メガソーラー発電所「ソフトバンク八雲ソーラーパーク」の運転を開始したと発表しました。

日本最大級の蓄電池併設型メガソーラー

ソフトバンク八雲ソーラーパークは、北海道二海郡八雲町に位置する大規模太陽光(メガソーラー)発電所で、約10万2,300kWの出力を有し、一般家庭約2万8千世帯の電力消費量に相当する電気を発電することが可能です。
 
更に、蓄電容量約2万7,800kWhの大規模蓄電池(リチウムイオン電池)を発電所に併設しており、日中に太陽光で発電した電気を蓄電池に貯めて、夜間や雨天時等に蓄電池から電力を供給することができます。
 
太陽光発電は、天候や時間帯により出力が大きく変動するという短所がありますが、ソフトバンク八雲ソーラーパークでは蓄電池を併設することで、電力を安定して供給することが可能になると推察されます。

ソフトバンクは自然エネルギーに注力


ソフトバンクは、2011年3月の東日本大震災をきっかけに、グループ会社のSBエナジーを設立し、自然エネルギー事業へ参画しています。
 
自然エネルギー事業は、太陽光や風力などの自然の力を活用して発電し、化石燃料や原子燃料が不要で、発電時に二酸化炭素を排出しないため、気候変動対策として有効な事業と言えます。
 
SBエナジーは、北海道から九州まで日本全国で太陽光発電所や風力発電所を建設し、2020年10月2日時点で建設中を含め約77万kWの発電容量を保有しており、約33万4千世帯相当の電力供給が可能となっています。
 
また、海外においてもモンゴルに風力発電所を建設するなど、精力的に自然エネルギーの普及、拡大に取り組んでいます。

米Appleも再生可能エネルギーに注力


 
Appleは今年7月、2030年までに製造サプライチェーンと企業全体で100%カーボンニュートラルを目指すと表明しており、Apple Parkの屋上で太陽光発電を行うなど、再生可能エネルギーの活用、普及に注力しています。
 
Appleやソフトバンクなど、大規模なテック企業が、積極的に再生可能エネルギーの普及をリードすることで、サプライチェーン全体や他業界でも、気候変動対策が進むことが期待されます。
 
 
Source:SBエナジー
Photo:SBエナジー
(seng)

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