iPhone12の特徴といえばまず5G対応にスポットが当てられます。しかしMagSafeこそ、アクセサリー市場を大きく変える可能性を秘めた重要な機能であるとの指摘が相次いでいます。
使える場面はワイヤレス充電だけではない
AppleはMagSafeを、iPhone12シリーズのワイヤレス充電を簡単かつ安定して行うための機能として紹介していますが、iPhone12シリーズの背面に取り付けられた”磁石”が使える場面はワイヤレス充電だけではありません。
YouTuberのJames氏が「iPhone12の背面に0.05ドルのマグネットを装着するだけで、Appleは新たに数十億ドル規模のアクセサリー市場を生み出した」と述べているように、たとえばカメラの三脚、自撮り棒、ゲームコントローラー、バッテリーパック、車載用アクセサリなど、「磁石でくっつく」機能を活かした新しいアクセサリーが、今後数多く登場してくるのは確実でしょう。
By sticking some $0.05 magnets to the back of the iPhone 12, Apple just created yet another multi billion $ accessories market. pic.twitter.com/sfO8S3ZZm3
— James (@tech_zg) October 16, 2020
モジュラーシステムを生み出す可能性も
米メディアCNETは、過去にMotorolaやEssential Phoneなどが挑戦し、失敗に終わった「モジュラーシステム」――スマートフォンにカメラやゲームコントローラー、スピーカーなどの付属品を取り付けて新たな機能をもたせる――を、AppleがMagSafeによって容易に成し遂げる可能性があるとも指摘しています。
ただしこうした多くのアイディアが実現するかどうかには、iPhone12シリーズに使われている磁石の強さも関係します。車載用システムは磁石が十分に強くなければiPhoneが振動で落下しますし、ジンバルや三脚なども同様です。
とはいえ、MagSafeの登場がiPhoneアクセサリー市場を変え、大きく拡大する可能性を秘めているのは確かです。
Source:CNET
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-321942/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania