あたかも見ているものがそこに存在するかのように空間をリアルに再現するディスプレイで、特殊なメガネやヘッドセットなどを使用しないのが特徴だ。
目の位置を常に把握
ここでのポイントは、目の向きや顔の角度などが常にリアルタイムに把握されること。顔を動かしてもそのデータがすぐさま反映され、コンテンツの奥行きや質感など実在しているものを見ているような映像が再現される。
自然な裸眼立体視に
このディスプレイのどんな活用方法が考えられるかというと、たとえばデザイナーやゲームなどのクリエイターがコンテンツ制作過程で詳細をチェックしたり、セールスパーソンが商品を紹介したりするのに使える。
直に目にすることができないアート作品などを多くの人により詳細に観察してもらうのにも活用できそうだ。ただし、同時の複数人視聴はできず、視聴可能距離は30〜75センチとなっている。
ディスプレイは15.6インチで、解像度は3840×2160ピクセル。アスペクト比16:1、輝度は500nits。HDMIやUSB-Cポートを備える。
最先端技術をフル活用しているだけあって市場推定価格は50万円と、個人が簡単に手を出せる額ではないが、気になる人はソニーショールームやソニーストアである展示会で体験するとよさそうだ。発売日は10月31日。
- Original:https://techable.jp/archives/139869
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi