アメリカでアプリ内でのコイン(ゲーム時間の延長が可能なアイテム)の販売はコネチカット州の禁止するギャンブルに該当すると、App Storeを運営しているAppleがユーザーに訴えられています。
35万円を課金
AppleはApp Storeでギャンブルアプリを配信することを明確に禁止しています。しかし今回、アメリカでアプリ内での特定のアイテム販売が賭博に該当するとの訴えが提起されました。ユーザーが訴えたのは、ゲームのプレイ時間を延長できるコインのアプリ内での販売であり、コインはユーザーがゲームの勝ち負けによっても得ることができるアイテムでもあるため、賭博に該当するという主張のようです。
ユーザー側の主張では有料で販売されているコイン(価値のあるアイテム)が「ゲーム内でも一定の確率で得られる」ことが賭博だとしています。Appleはこの賭博を幇助しているとされ、またApp Storeで強大な権限を持っている管理者としての責任も問われています。このユーザーはすでにコインの購入に3,300ドル(約35万円)を費やしており、Appleに対して購入費用の返還と裁判費用の負担を求めています。
Appleはアプリ内でのくじ(いわゆるガチャ)については基準を設けてユーザーが過度の課金に陥らないような対策を開発者に義務付けています。しかし今回のようなコインの販売が問題になった例はあまりなく、裁判の結果次第でAppleはこの点においても何らかの対策を実施する必要に迫られる可能性はあります。
Source:AppleInsider
(KAZ)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania