iPhone12シリーズの新しいワイヤレス充電機能MagSafeで、磁力で装着することで安定したワイヤレス充電が可能となりますが、デバイスの充電を50%完了させるまでの所要時間は、20W USB-C充電の2倍以上かかることが、The Wall Street Journalの調査で明らかになりました。
MagSafeで50%充電するのに1時間
WSJは、公開したiPhone12とiPhone12 Proのレビュー動画の中で、筐体デザイン、5G対応など複数の項目にわたって両機を比較していますが、MagSafeを紹介するセクションで、充電器タイプごとの50%充電完了までの所要時間を比べた棒グラフが公開されました。
WSJの調査によれば、iPhone12を50%充電するのに、20W USB-C充電器は28分だったのに対して、MagSafeワイヤレス充電では1時間かかったとのことです。また、MagSafeよりも安定度が低いとみられるAnkerのワイヤレス充電器では、50%充電するのに1時間半を要したことが明らかにされています。
充電位置がずれていると最大80%増の電力を消費
今年8月にテックメディアOneZeroが公開したワイヤレス充電の実験結果によると、スマホのワイヤレス充電は総じて、ケーブル充電よりも多くの消費電力がかかることがわかっています。
また、ワイヤレス充電器上のどのポジションにスマホを配置するかで、消費電力に大きな変化がみられたことも判明しています。
iPhone12シリーズで新たに導入されたMagSafeは、ワイヤレス充電のポジショニングの問題を解決するものであると見ることができます。
OneZeroの調査では、最適な充電位置からずれた状態でスマホのワイヤレス充電を行った場合、ケーブル充電の80%増となる消費電力が記録されています。
Source:MacRumors
(lexi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-323805/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania